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アコトロニカ・ユニットCojok(コジョ)が、デヴィッド・ボウイの楽曲「Strangers When We Meet」のカバーを、新たなミックスと音像で再リリース。
2024年に1年限定で配信された同曲を、今回は再ミックス&リマスター。前作ではロック色が色濃く出ていたが、本作では4つ打ちのキックを軸に据え、よりダンサブルで深度あるアレンジに生まれ変わっている。静かな熱を内包したCojok独自の音世界の中で、ボウイへの敬意が繊細に描かれている。
演奏陣には、⾳楽シーンを牽引するトップ・ミュージシャンが参加。ベースに根岸孝旨、ドラムにタナカジュン、シンセサイザーに岸利至を迎え、Cojokの核となるKco(Vocal / Chorus)と阿瀬さとし(Guitar / Electronics)によって、時代やジャンルを超えたアンサンブルが構築されている。
また、本作のミックス&マスタリングを担当したのは、近年ミキシング・エンジニアとしても高い評価を得ている阿瀬さとし。演奏者としての視点と、第三者的な耳を併せ持ち、細部にまでこだわったリミックスとなっている。
淡々とした情緒の中に、脈打つ熱。
ボウイへのリスペクトを胸に、Cojokらしく、静かに、しかし確かに鳴り響く音の物語。
Vocal / Chorus:Kco
Guitar / Electronics / Mix / Mastering:阿瀬さとし
Bass:根岸孝旨
Drums:タナカジュン
Synthesizer:岸利至
Recording:競紀行(at LANDMARK STUDIO)
Artwork:Studio Lumière
アコースティックとエレクトロニカを融合させた“アコトロニカ”ユニット、Cojok(コジョ)。Kco(ボーカル&ギター)と阿瀬さとし(ギター&プログラミング)によって2006年に結成された。 1stアルバム『CRYSTAFIR』をリリース後、プロデューサー・佐久間正英氏が立ち上げたレーベル「Circular Tone」に所属。佐久間氏によるプロデュース/ミックスのもと、シングル「Fall」「Mo’mentina」を発表し、繊細かつ独自性のある音世界を確立していく。 2011年には、サウンド&レコーディング・マガジンとApple Store銀座の共同主催によるイベントにて、10台のスピーカーを用いた“10chサラウンドライブ”を披露。その後も富士通テン(現・デンソーテン)の協力を得て、ECLIPSE TDスピーカーを使用した“10.2chサラウンド・ワンマンライブ”を開催するなど、前衛的かつ体感型の音楽表現にも積極的に取り組んできた。 また、現在では一般的となった立体音響や高音質音楽配信にも、2012年の時点でいち早く着手。サウンド&レコーディング・マガジン主催「Premium Studio Live vol.6 Cojok+徳澤青弦カルテット with Special Guest 屋敷豪太、根岸孝旨、権藤知彦」では、DSDレコーダー KORG MR-2000 を用い、YMO作品などを手がけたエンジニア・飯尾芳史氏によるリアルタイム・ミックスでライブを公開収録。その模様は『QUANT』として配信リリースされた。 2014年には3rdアルバム『UNTRSHIA(アントルシア)』を発表。同作にはキング・クリムゾンの名曲「クリムゾン・キングの宮殿」のカバーを収録し、ゲストに根岸孝旨、権藤知彦、岸利至らが参加。 OTOTOY、サウンド&レコーディング・マガジンなどでインタビューが掲載された。 その後もライブ活動を継続し、2016年には「楽器フェア2016」KORGブース(東京ビッグサイト)にてライブ出演。2017年には4作目となるスタジオアルバム『Fourtea』を発表。2021年には、岸利至と酒井愁によるユニット TWO TRIBES との共同制作によるEP『MeteM』をリリース。 そして2025年には、新たなフェーズへ。 6月にはシングル「Chilling Sun」をリリース(ベース:根岸孝旨、ドラム:タナカジュン)。8月にはシンセサイザーに岸利至を迎えた「Garland -dreaming euphoria-」を発表。さらに12月には、デヴィッド・ボウイ「Strangers When We Meet」のカバーをリリースし、同曲にも根岸孝旨、タナカジュン、岸利至が参加している。 エレクトロと有機音が溶け合う繊細な音像。 Cojokは、時代の空気をすくい取りながら、自らの音楽表現を更新し続けている。
Nashuca Sounds