夕間暮れに浮かぶ花びら
遠い空に打ち上がるけど
手元を照らす二つの火花が
儚げに僕の胸を焦がす
花火が終われば
一夏の雑踏に
紛れて恋を見失う気がして
今夜ばかりは気付いて欲しい
泡のように弾けて消えないように
触れればほら落ちてしまう
線香花火の恋
年老いて忘れてしまっても
汗ばんだ2人の隙間で
触れた手の感触と温度は
鮮明に脳裏に残るだろう
あの日あの時気付いていたら
なんて振り返ってももう遅いのに
数センチが届かなくて
今日もまた夢に見る
分かっているんだよ
手を伸ばさなければ届かないこと
だけどね 想えば想うほどに
君の目が他の誰かを見てる気がして
今夜ばかりは気付かせるから
打ち上げ花火が夜に溶ける前に
その両手を包み込んで
君の目に僕だけが映るように
今夜会えたら君に会えたら
あの夜隠していた言葉を聞いてよ
小さいけど手元だけだけど
君の夜を照らすから
線香花火のように
- 作詞
東 真司
- 作曲
東 真司
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線香花火
ミセラ
アーティスト情報
ミセラ
三重県発「共感性ロックバンド」 季節の訪れと共に移りゆく人々の感情を、情緒的な歌詞と独創的な音像で表現する。
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