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『目につく』は、思わず目に入ってしまうもの・聞こえてしまう声・意図せず心に引っかかる瞬間たちを音にした4曲入りEP。
言葉の不安定さと自意識の揺れをビートに乗せて排泄する「udud」、発信疲れの果てにたどり着いた無言の主張「主張はいらない」、現代のノイズに煙のように疲れながらも祈る「線香」。
3曲目の「ログ(20250718PM1347昼休)」は、昼休みに即興で録音された1分半のインスト。強く歪んだベースがノートのように残されたこの曲は、他の曲たちのざらつきと繊細さを際立たせる、無意識のまなざしだ。
“自分の意図とは別に、目に留まってしまうもの”。 そんな焦点の定まらない日々の断片が、4つの音となって収められている。
奈々生ん(Nananaman)は、音楽と言葉を行き来しながら作品をつくるアーティスト。 日常の中で生まれる小さな違和感や、ふとした感情の揺れを歌に閉じ込める。考えすぎてしまう瞬間や、気にしなくてもいいはずなのに気になってしまうこと。そうした「小ささ」を無理に大きく見せるのではなく、そのまま肯定する音楽を紡いでいる。聴いた後に静かに余韻が残り、生活の一部に溶け込むような作品を目指している。 ロック、プログレッシブ、ファンク、ヒップホップなど多様な音楽から影響を受けつつ、自身の声と歌詞を軸に展開。エッセイや短歌の執筆も行い、その感覚が音楽表現にも自然と息づいている。歌声は耳に優しく、心に残る存在感を放つ。 EPを聴いたリスナーからは「俗っぽさと現代を生きている感じ」「ゆるさと芯の強さが同居している」「不思議なバランスなのに胸焼けしない」との声が寄せられており、親しみやすさと新鮮さを併せ持つ独特の魅力が評価されている。 作品は各種サブスクで配信中。YouTubeではリリックビデオを公開し、音楽や文章に加えてビジュアル表現でも自身の世界観を描き出している。