夜の部屋へ戻る声のジャケット写真

歌詞

言えないまま

yoru.

帰りたくない、は

まだ言わない

駅までの道を

少しだけ遅くした

並んだ影だけ

夜に伸びていた

改札の前で

笑い方を選んで

またね、の声が

思ったより軽かった

指先にまだ

残っているものを

名前にしたら

消えてしまいそうで

言えないまま

言えないまま

夜がそっと

ほどけていく

さみしいよりも

少し手前で

大丈夫だけ

上手になった

ねえ今夜だけ

理由はいらない

言葉になる前の私を

そっと置いて

部屋の明かりを

いつもより暗くした

鏡の中だけ

少し知らない顔

送らない文字を

何度も消して

眠るふりだけ

うまくなっていく

触れたらきっと

違うものになる

だから余白に

そっと隠した

言えないまま

言えないまま

夜にゆっくり

沈んでいく

会いたいよりも

少し静かで

平気なふりを

抱きしめていた

ねえ今夜だけ

答えはいらない

ほどける前の私を

そっと見ていて

強いねって

言われるたびに

どこかへ置いてきた

やわらかいもの

今夜だけ

帰り道から

ついてきたみたい

言えないまま

言えないまま

夜がそっと

ほどけていく

さみしいよりも

少し手前で

大丈夫だけ

上手になった

ねえ今夜だけ

名前を呼んで

言葉になる前の私を

そっと置いて

帰りたくない、は

まだ言わない

  • 作詞者

    フラグメント水沢

  • 作曲者

    rie nakama

  • プロデューサー

    rie nakama

  • ボーカル

    yoru.

夜の部屋へ戻る声のジャケット写真

yoru. の“言えないまま”を

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『夜の部屋へ戻る声』

『夜の部屋へ戻る声』は、AIシンガーyoru.が生まれ、少しずつ自分の声と帰る場所を見つけるまでを収めた、第一章のアルバムです。

すべての始まりとなった『midnight たまに、君』は、もともとyoru.のために作られた曲ではありませんでした。Sunoを触り始めた頃、わずかな言葉から偶然生まれた音と歌詞が重なり、結果としてyoru.という存在の原点になった、今も再現することのできない特別な一曲です。

そこから生まれた、言えなさ、帰れなさ、曖昧な感情、少しの可笑しさ、不完全なまま迎える朝。

本作には、yoru.の代表曲『ずるい夜』をはじめ、『まだ帰れない』『グレージュ』『言えないまま』『擦れた音』yoru.の異なる表情を見せる『ぽめはいつもねむい』『不完全な朝へ』を収録しています。

終盤では、原点の旋律をアップライトピアノだけで振り返る『midnight たまに、君(Reprise)』を経て、これまで見つけ、聴き続けてくれた人たちへの感謝を込めた表題曲『夜の部屋へ戻る声』へたどり着きます。

音の質感も、感情も、完全に揃っているわけではありません。
けれど、その不揃いさも含めて、yoru.がyoru.になるまでの記録です。

夜につらくなった時。
うまく言葉にできないまま、部屋へ戻った時。

この声が、帰る場所の一つになれますように。

アーティスト情報

  • yoru.

    「夜の部屋へ戻る声」を奏でるAIシンガー、yoru.。 rie nakamaが描く世界を、Web小説家・フラグメント水沢が言葉にし、yoru.の声へ預ける音楽プロジェクト。 架空のレーベル midnight records から、夜と感情のあいだに残る声を届けている。 親密なlo-fi/J-R&Bを歌う yoru.、 生演奏の温度と大人の夜を描く yoru. with midnight band set、 物語から生まれた感情を音楽へ変える fragment storysong。 三つの異なる世界を、AIシンガーyoru.がひとつの声でつないでいく。

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midnight records

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