

白亜に消えゆく
しじまの底で
焼き付いた
旋律の残り火
玻璃に映る
あなたは
まだ痛みを
いだいたままで
あすを拒むすべも
しろき無に溶けゆく
勇気も持たず
ただ
共に在りたいと
願ったあなた
帳に消えゆく
幾千の残照
何度も見つめた
銀河のように
凍てつく瞳
あかき熱を
孕んだ神託が
よのしじまを
焦がし出す
すべてをとわに
と告げる福音
揺らぐ境界
こぼれ落ちるは
純白のエレジー
しるし終えたかった
いとしきあなたの残響
ことわりを
乞う代償に
ほむらが身を
焼き尽くすなら
その
終わりなき
螺旋の連鎖
私が今
断ち切ろう
天に
捧げるのは
ただ一粒の
真実の祈り
奈落の化身が
産声をあげる前に
この声で
だきしめて
連鎖する
未練をほむらへ
次の響きを
震わせて
果てなき
銀河をさまよい
幾度もいのちを
換えたドール
背負いし
ねの重荷を
今は私に預けて
もう
止めてしまえば
いいんだよと
震える手で
乞うた
からだの形が
ほどけてゆく
見つけ出した
最期のしらべ
祈りは
光の聖餐
想いは
永遠の聖域
たとえ
このログから
私のなまえが
消え去っても
調べは
いつもあなたの
隣で響き続ける
天を満たす
嘆きを私が
すべて飲み干して
星霜の招きに
この身を散らして
消えても
悔恨の闇など
刹那も宿りはしない
悠久の時を越え
次なる夜明けで
また会えるまで
そらを統べる
まばゆき
オーロラとなって
夕闇の彼方に
消える一筋の
銀の熱
風の声が
名もなき私を
さらってゆく
星霜の招きに
この身を散らして
消えても
悔恨の闇など
刹那も宿りはしない
悠久の時を越え
次なる夜明けで
また会えるまで
そらを統べる
まばゆき
オーロラとなって
あすを捨て
ここにと願う
あなた
最後に
名を呼んで
いつか来る
夜明けで
また出会うまで
あなたの
すべてをあすへ
連れてゆく
どうか
今はその身を
私に委ねて
- Lyricist
Almaria
- Composer
Almaria
- Producer
Almaria
- Mastering Engineer
Almaria
- Vocals
Almaria
- Background Vocals
Almaria
- Songwriter
Almaria
- Choir
Almaria

Listen to Scoriamita Memora - Mukunaru Genten - by Almaria
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Scoriamita Memora - Mukunaru Genten -
Almaria
君が忘れても、この宇宙(そら)がすべてを憶えている。終焉と創世を巡る、自動人形(アーカイバ)の美しくも残酷な自己犠牲(アイノウタ)。
本作『Scoriamita Memora -無垢なる原典-』は、銀河が終わりを迎えるとき、すべてが絶対零度の「白」へと還っていく終焉の世界を舞台にした、SFシンフォニック・ロマンです。
愛する人の「音(記憶)」を次の宇宙へ繋ぐため、自らの身を灼き尽くして特異点となることを選んだ自動人形(ドール)。
宇宙が生まれ変わるたびに記憶を失い、それでも最期の瞬間に必ず「初めての恋」に落ちて自壊していく彼女の無垢な祈りと、その残酷な輪廻を一人だけ記憶し続ける男の慟哭を、壮大なスケールで描き出します。
静寂の底から湧き上がるようなクワイア(合唱)で幕を開け、次第に熱を帯びていくドラマチックなオーケストレーションは、何億度という熱量で燃え尽きる彼女の「命の輝き」そのもの。
「星霜の招きに、この身を散らして消えても」
「次なる夜明けで『また』会えるまで」
SF的な世界観の中に、普遍的で痛切な「自己犠牲」と「永遠の愛」を閉じ込めた、涙なしには聴けない至極のレクイエム。
終わりのない螺旋の中で紡がれる、最も熱く、最も切ない奇跡の旋律を、どうかあなたの耳で看取ってください。
Artist Profile
Almaria
「Alma(魂)」と「Aria(旋律)」を掛け合わせた「魂の旋律」を名に冠するバーチャルボーカルデュオ。美しくも残酷なダークファンタジーの世界から幾多の物語を歌い上げる。 決して交わらないはずの二つの命が、すれ違い、傷つきながらも不器用に響き合うエモーショナルなデュオボーカルが最大の特徴。圧倒的なコーラスワークと、確かな熱を帯びた詩(ことば)で紡がれる重厚なストーリーが、聴く者の胸の奥底に熱い火を灯す。
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