

淡い思い出に滲む夕日が
営みの中に沈む頃
待ち合わせ場所に急ぐ子らが
わたしの背中をそっと押してくれた
さよなら、また会う日まで
あなたと描いた未来へ
さよなら、また会う日まで
明日のその向こう側へ
風が吹き抜ける。あなたの触れた首すじが、少しだけ熱を持つ。見上げた青空も、紫陽花の瞬きも、今も変わらずそこにあるのに、置き去りにした街並みは、あなたの気配を塗りつぶすように、足早に形を変えてゆく。
「ねえ、私、今年でいくつになったと思う? 大人びてるあなたにいつも甘えてばかりいたけど、私も少しは大人っぽくなれたかな? もし、今もあなたがとなりにいたらなんて考えてしまう私って、やっぱりまだ子どもなのかな?」
翳り出した路地裏を子どもたちが走っていく。その先に何があるかなんてわからなくて、それでも懸命に、待ち合わせ場所に向かって走ってゆく。
そんな背中を見ていると私だって駆け出したくなるのだ。どんなに切なくて、寂しくて、悲しくて、苦しくても、明日はやってくるのだから。
だから……だから私の声で、私自身の言葉で、ちゃんと伝えたいって思ったんだ。
さようなら、あなたと描いたあの未来へ。
さよなら。
- Lyricist
Thymsleap
- Composer
Thymsleap

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