四季、飽きは来ずのジャケット写真

歌詞

僕らの住む、「2つの世界」 (2025 Remaster)

ニーコ

街灯がほのかに照らす夜。

人々の顔は、はっきりとしない

だけどいつもと変わらない日常を送っている。

世間で揺れ動くことが起きても

皆がそれぞれの一日を過ごす。

皆が他人に興味がないというわけではない。

きっと内側の世界では感情が様々に顔を出す。

その中で感情を抑えきれない「器」が外の世界へ、それらを吐き出す。

だから外の世界は何も変っちゃいない。

電車は時間通りに動く。

自分の世界はというともちろん大騒ぎだ。

だけど他人には「日常」に見えているだろう。

矛盾だ

そりゃそうだ

見ている立場が違う。

そこに客観は存在し得ない。

ここで一つの結論へと、辿り着く。

「世界は己の『魂』を中心に回っている」

そしてそれらを囲うのが物質としての世界である。

そして今の僕にとって気掛かりなことが一つある。

「この『魂』という中心は共有できないのか」

無論、不可能である。

僕が君になることはできない。

初めからわかっている。

それでも願う

望む

これこそ矛盾ではないか

これに答えは出ない。

今だけは音楽も詩も答えを教えてくれない。

イヤホンは外の世界を遮る役割を果たすだけ。

でもそれが示した。

「『魂』はまだ外との関わりがない」

もし僕の魂が言葉となり、音となり空気を媒介とし君を伝って君の魂とをつなぐきっかけになれたらどうだろうか。

まだ想像、いや仮定の段階である。

“少し、感情が外へ出た“

  • 作詞者

    ニーコ

  • 作曲者

    ニーコ

  • プロデューサー

    ニーコ

  • リミキサー

    ニーコ

  • ミキシングエンジニア

    ニーコ

  • マスタリングエンジニア

    ニーコ

  • ギター

    ニーコ

  • ボーカル

    ニーコ

四季、飽きは来ずのジャケット写真

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四季。それは日本において当たり前と言ってもいい季節の巡り合わせである。
そして人は変わる季節の中で想い出を残し、その想い出それぞれを語る時には必ず季節のことを思い出しながら話す。
目の前の君もそうだ。
1年365日、変わりつつも色褪せない思い出を君が話す。
どれも僕にとっては新鮮で飽きのこない話ばかりだ。
・・・ああ、この想い出話がずっと続けられたらいいのに。
春でも夏でも冬でも、巡る季節の中で欠けることなく・・・

いや、もう遅いか。
秋になって、何もかもがなくなった。欠けてしまった。
哀愁の文字には秋の字がある。

もしかしたら遠い昔の人たちも同じ経験をしたかもしれない。
そんなことを想いながら歌詞を綴る。

でももう、

「秋は来ない」

アーティスト情報

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