

死んだ様に生きた方が生きやすい世の中で
勇気を出した者ばかりが傷つけられる事だらけ
「叩け、叩け」人は集団になれば残酷に
なって 気付けばまた1人命を絶って
それを弱いとか逃げたとか言う者
逃げれなかった奴を逃げたなんて言うなよ
吐くだけ吐いた後人々は通過して風化して
臭い物に蓋して綻ぶ世の繋ぎ目
見え過ぎて見えなくなった
聞こえ過ぎて聞こえなくなった
あの頃とは変わった 失ったのは何か
でもこれも今を生きるカルマなのは確か
人と人が共食い 指先一つで殺す意味
闇で光る鬼灯 それは何を灯す火
自分の形すらもわからなくなって唐突に
糸が切れた日 景色が遠のく日
指でなぞった一本の線
筆で描いた一本の線
滲んでぼやけたのは何のせい
触れて確かめたのは何度目
姿形はおろか心までも全て否定
否定された事実すら否定 存在も許されない
嘘の方が強い世界で刈り取られた言葉たちを
拾い集めてできた形 化け物の物語
多数決じゃ悪役 もうそれでいい
最期の日まで真実を伝える もうこれでいい
絶望は通過点 経験を歌え
この身一つ生きてきた 奪えるものなら奪え
何度だって死にかけたでもまだくたばらない
何をどれだけ集めても空いた穴は塞がらない
近道も世の無駄話も気付けばうたかたに
遠回りして転がる石 全て無駄じゃない
声なき者の声 そこへ届け
汚れきって傷だらけの その手を取れ
世界と人の間に一本の線があるここで
それをなぞれ 存在の証明
指でなぞった一本の線
筆で描いた一本の線
滲んでぼやけたのは何のせい
触れて確かめたのは何度目
- 作詞者
STANDZ
- 作曲者
STANDZ
- レコーディングエンジニア
RYOICHI
- ギター
Yusuke
- ベースギター
RYOICHI
- ドラム
kenya
- ボーカル
SHIBATA KAZUYA

STANDZ の“輪郭”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
輪郭
STANDZ
この世界で“生きてる”って、どういうことだろう?
ぼやけた日々の中に、たしかに刻まれた“自分”の証。
「死んだように生きた方が生きやすい世の中」
そんな一節から始まるこの歌は、
“優しさ”を選んだ人間だけが深く傷つく社会に、
静かに、でも確かに問いを投げかける。
『輪郭』——それは、触れてみないとわからない。
ベースが静かに空気を揺らし始めるイントロ。
やがてふわっと溶け込むギター。
そして語りかけるような歌声が、
感情の底に眠る“あの夜”の痛みを、そっと引き上げていく。
逃げれなかったやつを逃げたなんて言うなよ」
「人が人を共食い 指先ひとつで殺す意味」
「吐くだけ吐いたあと 人々は通過して風化して」
誰もがうすうす気づいていながら口にしなかった“残酷な日常”を、
STANDZは真正面から歌う。
それは勇気ではなく、覚悟だ。
そしてサビでは、まるで輪郭をなぞるように繰り返されるフレーズ——
「指でなぞった 一本の線
筆で描いた 一本の線
馴染んでぼやけたのは なんのせい」
誰の心にもある、消えかけた線。
それをもう一度確かめるように、この曲は進んでいく。
アーティスト情報
STANDZ
2011年に千葉県で結成。 今は無き本八幡3rd stageで初ライブを飾る。 東京を中心に全国で活動するミクスチャーバンド。 現実から逃げるのではなく、現実に立ち向かう音楽を奏でる。 2015年に1st DEMO 『Words&Movements』をリリース。 翌年2016年に1st single『GET BACK』をリリース。 ツアーファイナルではSOLD OUTを達成し成功を収める。 2018年に1st FULL ALBUM『ONE ON ONE』をリリース。 2か月に渡る全国ツアーを開催し、リリースアルバムは完売。 2021年にリリースした2nd FULL ALBUMよりレコーディング、ミックス、マスタリング、Music Videoの制作、アルバムのアートワークやグッズのデザインまですべてセルフプロデュースで手がける。 2023年2年ぶりとなる3rdアルバム『THIRD STAGE』をリリース。
STANDZの他のリリース
LIFE SIZE WORKS