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ジャーマン・ロック(クラウトロック)の象徴である「モートリック・ビート(均一な機械的8ビート)」と、日本の伝統的な「演歌のDNA」が奇跡的な融合を果たした、BPM120のサイケデリック・インディーロックです。NEU!を彷彿とさせるストイックで強迫的なドラムパターンと、空間を埋め尽くすファズギターのドローン、そしてサイケデリックなメロトロン・フルートやオルガンの響きの直下を、伝統的な三味線の歪んだテクスチャーと微細な音程変化(ベンド)が激しく並走します。
ボーカルは、少し鼻にかかったインディー・ロックのフラットな質感の中に、日本の伝統歌唱特有の「うなり」や「こぶし・ビブラート」を過剰でなく、しかし深く染み込ませた男性の声。歌詞は、スマートフォンの速度で生きる現代の混乱のなかで、祖母の「三年ものの梅干し」を思い出し、人生の傷や苦味、他者との歪な関係性すらも「時間をかけて発酵・熟成(Fermenting)させていくプロセス」なのだと悟る、独自の生活哲学を描いています。16小節の重厚なイントロ、中盤のドリアン調の旋律が交錯する圧倒的な24小節の三味線ソロ、そしてラストに配された2分間におよぶ呪術的でミニマルなアウトロにいたるまで、古代の知恵と現代の孤独が円環の時間のなかで交差するサイケデリックな名作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。