幾度目かの春のジャケット写真

歌詞

僕の平凡クエストとクラムボンと

葉山リナ

僕は勇者じゃない

魔法なんて ない

魔王なんて いない

復活の呪文なんて ない

平凡な日々 そこにいるのはクラムボン

ただ普通の 毎日でも

精神力だけは 削られる

困ったイベントは

今日も 発生する

鳴り止まない通知音

期限だけが 近づいて

今日という日も 進んでいく

越えなきゃいけない

小さなクエストたち

平凡な壁に見えても (つらい)

僕は勇者じゃない

伝説の武器も ない

解決のヒントも ない

セーブポイントに戻れない

拍手もなくて

エンドロールもない

夜更けのアイス

それが 報酬だ

うまくやれる人を

横目でちらり 見ながら

僕のタスクは山積み

今日も ひたすら追われてる

終わらない To Doリスト

減らない 未読の山

失敗のログは 溜まっていく

越えなきゃいけない

小さなクエストたち

進んでるのかも わからないけど

僕は勇者じゃない

やり直しは できない

リセットも できない

選択肢はコンティニューだけ

足跡だけは

消えてはいない

今日を 終わらせた

それだけで (いいじゃない)

奇跡はいらない

平凡な日々にクラムボン

僕の 平凡クエスト

終わりは まだ先

特別じゃない日を

何度も くり返す

僕は勇者じゃない

魔法なんて ない

魔王なんて いない

復活の呪文なんて ない

倒れなかった

それだけでいい

明日はまた

次の平凡クエスト

僕は勇者じゃない

クラムボンと 歩いてる

カプカプ 笑ってもいいじゃない

  • 作詞者

    葉山リナ

  • 作曲者

    葉山リナ

  • プロデューサー

    葉山リナ

  • ボーカル

    葉山リナ

幾度目かの春のジャケット写真

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失ったものは、戻らない。
それでも、春は何度でも訪れる。

『幾度目かの春』は、
喪失のあとを生きる時間を静かに描いたアルバム。

名前を呼ばないまま胸に残る記憶、
光の中に溶けていく不在、
そして、気づけばまた巡ってくる季節。

悲しみを強く語ることなく、
前向きであることを強いることもなく、
ただ「それでも生きている」という事実を、そっとすくい上げる。

明るく乾いた喪失、
湿ったままの記憶、
そして、少しずつ呼吸を取り戻していく時間。

いくつもの春を越えて、
人は何を抱え、何を手放していくのか。

これは、誰にでもある「大切な人」を
心の中に抱えたまま進んでいくための、静かな歌たち。

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