

君のクセのある声が
今日もまた 胸にひっかかる
言い返すたびに
ノイズだけが増えていく
同じ部屋にいるのに
周波数はズレたままで
それでもなぜか
チューニングしたくなるんだ
噛み合わないセリフの
隙間に落ちた“好き”が
拾われないまま
テーブルの上で揺れてる
雑音(ノイズ)マリアージュ——
衝突(コンフリクト)ごと抱きしめて
不協和音(ディソナンス)すら
君となら ひとつの曲になる
完璧じゃないふたりが
混ざりあって ほどけあって
間違いだらけの愛を
まだ やめたくないんだ
君の言葉の端に
やさしさが潜んでいたり
わたしの嘘の裏に
少しだけ勇気があったり
壊れそうなメロディでも
離れられない理由がある
不器用なコード進行が
奇跡みたいに響く夜
「もう無理」って言ったあと
君がつけた深呼吸
あれが多分
わたしの救いだった
雑音(ノイズ)マリアージュ——
正解なんていらなくて
すれちがいすら
ふたりだけのアレンジになる
不安も傷もそのまま
混ざりあって 重なって
世界にひとつの愛を
今日も鳴らしていたい
きれいな音だけじゃ
この関係は作れない
濁ったままのハーモニーでも
“君となら”で完結する
雑音(ノイズ)マリアージュ——
ぶつかっても 離れない
涙の中で
ひそかに響く“好き”がある
間違ってばかりでも
ふたりを繋ぐこの雑音が
たしかな愛だと
今日も証明している
- 作詞者
NAGISA
- 作曲者
NAGISA
- プロデューサー
NAGISA
- ボーカル
NAGISA

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雑音マリアージュ (オリジナルver)
NAGISA
相性の悪さすら、なぜか手放せない。
衝突・誤解・不協和音——その全部が“ふたりの関係の音”になってしまう。
「雑音マリアージュ」は、すれ違う恋人同士を“混ざり合うノイズ”として描く
おしゃれで皮肉、でもどこか切ないエクスペリメンタル・ポップ × Lo-Fiロック。
完璧じゃないふたりが、間違いだらけのまま寄り添う。
濁ったハーモニーの中にだけ見える、本当のぬくもり。
そんな“不器用な愛の形”を、ざらついた質感のサウンドに閉じこめた一曲。



