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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工や安易なEDMフェスティバルドロップを両断し、150BPMで疾走するエモーショナルなジャージークラブとインディーエレクトロニカの重力の中で実存を「高速の静寂」へ幽閉する「自己の無効化と日常の不条理な肯定」をテーマにした、極上のシネマティック・ハイパーバウンスポップです。ハイパーポップやフェンクの過飾を徹底的に焼き尽くし、シンコペーションの効いたキックとカットされた声の打音の律動に、透明感溢れるFMシンセと繊細なアンビエントパッドが融合。感情の起伏を平熱の説得力のなかに監禁した、密着した吐息を含んだ若い女性多層肉声が耳腔を過激に蹂躙します。フィルターオートメーションによるブレイクダウンを展開し、最後は楽器が一つずつ削ぎ落とされ完全遮断されます。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。