Lyric

明け方を彷徨って無意識に歌う

ゆらゆらと漂って足元に祈る

朝焼けに抗って意識を失う

指先は冷め切って静かに佇む

噛むほど甘くなってただただ味わう

追憶に絡まって密かに楽しむ

同じ日が過ぎ去って未来に怯える

安寧を疑って独りで呟く

嗚呼 終わらないように

嗚呼 壊れないように 抱きしめるよ

嗚呼 二度とない今日に

嗚呼 止まらないように 懐かしむように

感覚が澄み切って美しく見える

ぬるま湯に慣れきった生命を育む

苦しみを伴って血と汗が滲む

渇望を断ち切って雨は降り注ぐ

嗚呼 終わらないように

嗚呼 壊れないように 抱きしめるよ

嗚呼 二度とない今日に

嗚呼 止まらないように 懐かしむよ

嗚呼 つつがない日々が

嗚呼 繰り返す日々が 愛おしいよ

嗚呼 終わりゆく日々が

嗚呼 途切れないように 慈しむように