※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
9月にデビューEPをリリースしたばかりの4人組オルタナティブバンド・The Voundsから、早くもニューシングル「Dance Away」が到着した。
バンドの第二章の幕開けを告げる本作は、00年代ロックンロール・リバイバルを彷彿とさせる疾走感溢れるロックナンバー。
楽曲を力強くリードするキャッチーで歪んだベース・ギターリフと、巧みかつグルーヴィーなドラムプレイ、ハスキーで捲し立てるようなボーカルが心地よく噛み合い、聴く者を自然とフロアへ引きずり込む抜群の「踊れる」サウンドに仕上がっている。
歌詞では<誰でも良かったのかも、分からないけど>という奔放な表情を見せるヴァースから一転、サビでは、<最も暗い時代に愛を探してる / 世界が崩れかけている中で / 反対側から私を迎えに来て / 黙って、ただ踊り続けて>と、混乱を極める世界の中ですがるように、切実で刹那的なフレーズが響く。
王道のパーティー・バンガーにどこか胸を刺すような哀愁を添えることで、本曲は真のダンスロック・アンセムへと昇華されている。衝動と切なさが交差する、The Voundsの真価が詰まった一曲だ。
The Vounds(ザ・ヴァウンズ)は、AYA(Vo)、RYO(Ba)、HARUKA(Gt)、TETSU (Dr)からなる4人組オルタナティブバンド。 2025年夏、ロンドン滞在中のRYO、HARUKA、TETSUが、音楽修⾏のため現地に移住していたAYAとスタジオセッションを⾏ったことをきっかけに結成。初セッションとは思えない強烈なケミストリーが⽣まれ、そのままアビー・ロード・スタジオでレコーディングを敢⾏。結成からわずか1週間後には、ブラーやエイミー・ワインハウス、ザ・リバティーンズらも出演してきたロンドン・カムデンタウンのThe Dublin Castleで初ライブを⾏い、観客を熱狂させた。 オルタナティブロックを軸に、ポストパンクの鋭さ、インディー・スリーズの美学、ポップなフック、ヒップホップやダンスミュージック由来のビート感を融合。独自の⾳を追求すべく研究し尽くされたベース、巧みなリズムセクションと質感豊かな唯⼀無⼆のギター、そして奔放かつ繊細に、歌とラップを⾃在に⾏き来するAYAのクールなボーカルが交差し、ジャンルの境界を軽やかに越えていく。 直球のオルタナティブロックをベースに、テクノ、ブレイクビーツ等をバンドサウンドで解釈するなど、ラディカルな感性を持ち合わせつつ、その質感を楽器を駆使してあくまでも人⼒で再現する・アナログレコーディングにこだわるなど、その職⼈気質は、何でもボタンひとつで瞬時にAI⽣成が可能な現代に対する、彼らなりのアンチテーゼでもある。 ロンドンのアンダーグラウンドが持つ荒削りな空気と、東京のネオンのように研ぎ澄まされた感性。The Voundsは、その二つを内包するクロスカルチャーな存在として、現代性と国際性を兼ね備えた、内向きな世相を痛快に吹き⾶ばすバンドの姿を提⽰している。