

風が吹くよ
麦畑の朝
動けないはずの
僕の心が揺れる
土に刺さった 靴のまま
空を見上げて 考える
鳥たちは 知ってるかい
僕も 歩きたいってこと
紐で縛られた
この身体でも
夢だけは ほどけてく
歩け 歩け カカシの僕
枝の腕 ぶら下げて
一歩 一歩
心の中で
道の先まで 散歩する
太陽 傾く午後
影が 少し伸びてく
誰も 気づかないけれど
時間は 僕を進める
錆びた 鈴の音
揺れるたびに
明日が 近づく
歩け 歩け カカシの僕
空の雲を 真似して
ふわり ふわり
飛べないけれど
心は もう 旅の途中
もしも 足があったなら
どこへ 行こう
街の灯り
海の匂い
今は ただ
風に 任せて
夢を 膨らます
歩け 歩け カカシの僕
誰も 見てなくても
歩いてる
この 胸の中
確かに 今も
夜が 来ても
ここに いるよ
朝が 来るまで
歩け 歩け
カカシの散歩
- 作詞者
関野豊
- 作曲者
関野豊
- プロデューサー
明野星太郎とダークサイド
- ソングライター
関野豊
- その他の楽器
明野星太郎とダークサイド

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カカシの散歩
明野星太郎とダークサイド
『カカシの散歩』は、
動けないはずの存在が、
心の中だけで世界を歩き出す――
そんな静かな想像力から生まれた、のんびりしたポップソングである。
風に揺れる麦畑、傾く午後の光、
誰にも気づかれない時間の流れ。
案山子という“立ち止まった象徴”を通して描かれるのは、
急がず、比べず、ただ自分の速度で生きることの肯定だ。
メロディは素朴で、語りかけるよう。
歌声は強く主張せず、
聴く者の隣にそっと腰を下ろす。
歩いているのは身体ではなく、心。
その感覚が、ゆっくりと胸に広がっていく。
プロデュースは 明野星太郎。
過剰な感情や技巧を排し、
余白と呼吸を大切にしたアレンジが、
この曲を“癒し”ではなく、
“静かな共感”へと導いている。



