歌詞

餅つきウサギ

むかし山の中　まんまる月夜の晩に

ゆらりゆらりと　クジラの影は

今日は旅立ち　ゆらめく心

小さなウサギは　月を目指すクジラに乗る

見下ろせば　青い山

白い毛が　雲に隠れて

黒い空　吸い込まれ

クジラは泳ぐ　あの月を目指してウサギを乗せて

でも道のりは遥か遠く　だが道のりは遥か遠く

その暗闇が続く中を　只ひたすらに泳いでゆく

山を　越えて　空を　泳ぐ

ウサギ　肩に　乗せて　目指す

今は月の上　まんまる餅つきウサギ

空の上から　大地を見下ろす

クジラは落ちて　あの山の中

小さなウサギは　月の上で

何をみてる？

ゆらゆらと　泳いでる

白い髭　なびくクジラは

空見上げ　何みている？

虹をかけます　その虹が月へと届きますように

でも道のり遥か遠く　だが道のりは遥か遠く

その月見上げられるうちは　ただひたすらに想い馳せる

・エコツミ・の“餅つきウサギ”を

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人が歌うのは難しいとされるボーカロイド用の曲をリアルで歌い、声の可能性を追求したアルバム。日本伝統の和楽器の音色を基調に、ハイトーンや変拍子を多用した、印象的なビートの和モダン・テクノサウンドに注目です。

・エコツミ・
日本神話と現代アートをつなぐカルチュラルアーティスト・小説家。歌い、舞い、物語ることで、遠い時代の声を現代へと届ける。ヨーロッパを中心に世界で活動を広げる、パフォーマンスアーティスト。
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