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「氷上のワルツ」は、両想いの始まりにいながら、相手の手を握り返さず自分の弧を描こうとする冬の夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
後楽園の屋内スケートリンク、締め直した貸し靴の紐、削れた氷の白い擦り跡、エッジが鳴らす細い軋み、そして一つずつ落ちていくリンクの灯――並んで滑る近さの中で、相手に体重を預けることを選ばない身体の緊張を静かに浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、転びかけた手を掴まれてもその事実だけを受け取り、握り返すのでも合わせるのでもなく、近い角度で並ぶことを選ぶ大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の冬の夜、屋内リンクの灯、惹かれ合う二人の距離の駆け引きを描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
閉館の灯が落ちても「もう一周」とは言わず、滑りの続きを自分の足で選んで弧を閉じる。
貸し靴を返した紐に氷の冷たさだけを残し、近づきながらも溶け合わない距離を自分で選ぶ――そんな両想いの始まりを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music