眠っている
街の最果てに無言に点滅する電波塔
そこに辿り着けるなら
僕らは救われるでしょ
ねえ この街の外じゃ
いい子ぶる子は一番好かれるの
僕はどうにも
出来ないから また 耳障りの声が響いた
とっくに
書き上げたシナリオに
強欲をヒステリックに
見詰められたアクターは
「僕」と僕の差を探してる
認めたくない意味を
また意味になれるんだろうか
繰り返し
壊して 繕って 挙句に残した
形ない空白の存在意義を
語れる価値など あるはずないから
だって僕はそうでしょ
君もそう思うでしょ
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
期待されないまま足掻いていくんだ
歪で不条理な僕の故に
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
だって僕はそうでしょ
君の望まないままに
沈んでいく
琥珀色に染まる時だけに現れた
景色が 今じゃどうにも
見つかるわけないんだ
真実を捕らえることを
幻想と定義する大人が
「また白昼夢を見てんの」と
実際はどっちの方なんだ?
ああ 眩しい陽射しよ
この世界はあなたが映る幻
ぼやけていくフィルムの上で
僕は何を残るんだろうか
繰り返し
映って 反射して 辿り着く真実は
レンズ越しの有象無象さ
分かり合うことなどあるはずないけど
どうしてまた思ってんの?
誰かに認めてたいことを
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
憎しみも救いも押しのけたんだ
ひたすらに耽ってる空想に
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
だって僕はそうでしょ
大嫌いの自分に変わってしまうよ
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
WOO-RA-TA-TA TU-TU-RU-TU-TU-TU
「同じだよ」って
誰かがそう言ってくれた
路地裏に佇んでた
僕に手を差し伸べた
- 作詞
AzureHead
- 作曲
AzureHead
- プロデューサー
AzureHead
- ミキシングエンジニア
AzureHead
- ボーカル
初音ミク
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プロジェクター (feat. 初音ミク)
AzureHead
「ぼやけていくフィルムの上で
僕は何を残るんだろうか」
どうも!AzureHeadと申します。
ボカロ二作目です。よろしくお願いします。
Project Azure Delusionの二作目でもあります。
今回は撮影好きの少年「映」の物語を語ります。
夕方の街角で、カメラを持って遠くを眺めている子に出会ったら、彼の物語や「幻想」を聞いてみてはいかがでしょうか。
同時に、「投影性同一視」の話にもなります。
Project Azure Delusionについて
実在する心理障害と幻想活動Maladaptive daydreaming(不適応空想)に基づき、幻想世界へ落ちる少年少女の物語を描く音楽企画。