閃光のスタッカートのジャケット写真

歌詞

閃光のスタッカート

Akemi

地下の通路に 暮れ残る灯

写真の箱に 吸い込まれる背中

カーテンが揺れて 入れ違う肩

丸い椅子だけ まだ温もってる

落ちた一枚 伏せた横顔

拾えば知らない 笑わない顔

指先で拭う 現像の匂い

返す前に 背中は階段へ

カーテン引けば 四角い明かり

笑ってと言う 閃光(ひかり)が四つ

喉の奥まで ほどけないまま

最後の一度 口角が逃げた

箱の外で待つ 濡れた音がする

四枚つながり まだ生温い

三つはほどけず ひとつだけ ゆるむ

見知らぬ前で ほどけた口元

大和の写真館 笑ってと

言われるたび 頬が固くなった

作り方を 覚えないまま大人

だから本物は いつも不意に来る

カーテン開けば 戻る通路の灯

彼の背中は もうどこにもない

四枚の帯 ひとつを切り離す

笑った一枚 まだ濡れている

名前は聞けず 残った三枚

封筒に三つ ほどけないまま

笑った一枚は 財布の奥へ

私の中から ほどけた笑顔

  • 作詞者

    Akemi

  • 作曲者

    Akemi

  • プロデューサー

    nanayon music

  • ミキシングエンジニア

    nanayon music

  • ボーカル

    Akemi

閃光のスタッカートのジャケット写真

Akemi の“閃光のスタッカート”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    閃光のスタッカート

    Akemi

「閃光のスタッカート」は、駅の地下通路で見知らぬ誰かとすれ違った一瞬を描いたミディアムテンポのシティポップ。
暮れ残る通路の灯、半分開いたカーテン、回転式の丸い椅子、現像で濡れた四枚綴りの写真、そして命じられても作れなかった笑顔――強ばった三枚と、不意にほどけた一枚の差が、自分でも知らなかった表情を静かに浮かび上がらせる。

架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、誰かに「笑って」と促されることに従えないまま、見知らぬ他者の前でだけほどけてしまう自分の輪郭を見つける大人の感情。

70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、都会の夜、駅の片隅、すれ違いの一瞬を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。

名前も聞けないまま、強ばった三枚は申請の封筒へ、ほどけた一枚だけを財布の奥へ。
他人が引き出した自分の笑顔を、誰にも告げずに持ち帰る――そんな静かな遭遇の余韻を描いた楽曲。

Produced by nanayon music.

アーティスト情報

nanayon music

"