冬の訪れは扉の向こうで 通りすがる風とともに
舞い上がる粉雪が 窓辺をかすめる
君を送り去る列車を見送った レールと枕木との対話は
なごり言葉さえも さえぎっていて
長い季節のトンネルへと 汽笛とともに向かってゆき
小さく映し出す 窓の灯りさえも 遠く遠のき
今では もう 届かなくなった
最後尾の 赤い二つのランプ
雪融けを待つ曇ったガラス窓 暦の季節が移りゆき
夕暮れをわずかに 伸ばしていても
氷ついた草原の中に 旅立ってゆく君を
見送る姿に そっと向って
僅かな忘れ物を 探すように揺れていた
細い指先が 答えを奪っていて 来るべく春を
待ち続けても なぜか そこに
立ちはだかる 心の迷い道
窓の灯りさえも 遠く遠のき
今では もう 届かなくなった
最後尾の 赤い二つのランプ
- 作詞
紗井六耀, 平野 実貴
- 作曲
紗井六耀, 平野 実貴
- プロデューサー
紗井六耀, 平野 実貴
- ミキシングエンジニア
石川優
- マスタリングエンジニア
石川優
- ボーカル
筑紫杏菜
- ソングライター
紗井六耀
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窓灯
筑紫杏菜
音楽財団「六耀舎」プロデュース
筑紫杏奈の歌唱による作品。「窓灯」
極寒の季節に、別れ離れていく男女を描いており、そのドラマや情景を壮大な美しい楽曲で表現している。
ただならぬドラマ性を秘めた作品である。
アーティスト情報
筑紫杏菜
ボイストレーナー、波多江顕亮氏に師事。 福岡女子短期大学 音楽科 ニューサウンドコース ポピュラーボーカル専修卒業。同校 音楽専攻科修了。 専門知識を活かし、楽器店の音楽教室でボイストレーナーとしても活動中。 活動実績 広島県の二校の小学校校歌の作詞を手がけた他、 テレビ番組 釣りビジョンのオープニングテーマ曲や 楽婚のCM曲などを歌った。 さいたま市民テレビより発売の2曲入りCD 「日本のパワースポットの唄」歌唱を担当。 ABOUT ■2007年~2016年 4月 ライブハウスやミュージックバーを中心に活動 中洲のピアノバーでレギュラー歌手として在籍していた他 老人ホームや幼稚園演奏などを経験 ■2013年 NAKASU JAZZ 2013 出演 ■2014年 ポップスデュオ Paw Pad Of a Camelを結成 ■2016年 5月~2017年 5月 自身のユニット Paw Pad Of a Camelで 路上ライブ・船上ライブでのチップのみで 一年間生活するという目標を達成 ■同時期 Paw Pad Of a Camel名義で オリジナルアルバム「シンキロウ」を製作。 ■2017年 6月~2019年 5月 グランドハイアット福岡 BAR FIZZ レギュラーメンバーとして歌手活動を行う ■2019年 メディカルロックバンド チームホスピタルを結成 ※こちらのバンドは現在休止中です ■2019年 6月~ 現在は、レコーディングをメインに歌手・ナレーターとして活動中。
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