Lyric

その声はもう　水面揺らさない

その声はもう　僕を呼ばない

この影はもう　君に重ねない

この過去はもう

この手で抱えていくから

高い椅子　遠い床

彷徨う　僕らの足

あまりに　弱かった

あの日　なくした音

聞こえた

遠く　遠く

聞こえた

ありのままの音が

この指はもう　君にさわれない

この足はもう　迷わずに

どこまででも

小さな　僕らの手

いつからか　空も隠す

あまりに　弱かった

あの日　奏でた音

探した

深く　深く

探した

水の鳴らす奏

ありふれた

別れの言葉に添えた

途絶えることのない唄

弱さも　嘘も

僕だけ　ずっと

忘れず　許さず

このまま

空まで

高く　高く

歌うよ

かすれた声でも

歌うよ

はるか　遠く

僕らは

君のいない日々へ