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2008年、アーケードでリリースされたイルマティックエンベロープ、通称イルベロ。
そのシリーズ最新作であるイルベロスウォンプの、オリジナルサウンドトラックである。
全58曲というボリュームながら、聴き始めるとつるりと、気が付けば最後まで聴いてしまっている、
ゲームの奇抜なビジュアルとは、ある意味反するなめらかさで、聴く人の耳に入ってくる、そんなアルバムである。
極端に歪められたキック、郷愁を誘うシンセ、不穏なボイスサンプル、偏執的に切り刻まれ整列させられたノイズ、地の底で蠢くベース。
k.h.d.n.の永田・林がばら撒く音数を絞ったループの数々は、
タイトル画面でボタンを押した瞬間からひと通り遊んだあとの放心状態までの流れを追体験させる、心地よいサウンドスケープとして紡がれた。
ゲーム本編において、一方的に投げつけられ塗りこめられる理不尽とも思える謎にほんの少し、光を見出す金色のカギになり得る作品である。
また本作品はサブスク解禁に合わせ、新たなマスタリングを施している。
Ko Hayashi、Daisuke Nagataによるユニット。 ラジルギやカラス、イルベロなど、一連のSTGゲームシリーズを、ハウス、ドラムンベースなどのベースミュージックを主体としたサウンドで彩る。 現在も各方面で楽曲やリミックスを制作、提供している。 結成もしていないので解散もしない、と言われているがその真偽は定かではない。 お互いが今何をしているのかもよく知らない。
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