第六天魔王のジャケット写真

歌詞

第六天魔王

上田真育

「第六天より来たりし者…」

静かに震える、闇の境界線

静寂裂いて 夜が嗤う

偽りの正義に 火を灯せ

刃じゃなく 意志で貫け

この名を刻め 地図なき未来に

欲と策が 絡む火花

鼓動が鋼を打つ

生と死の狭間で

この世界を掌にする

Burn it down, this broken heaven

祈りごとき燃やし尽くせ

神すら声を呑む この眼差しで

運命を裂け、今

第六天の鼓動が鳴る

秩序の奥、狂気の奥

夜明けは俺の手に

裏切りの雨を 踏み越えて

孤高という名の鎧を纏う

信など要らぬ

沈黙こそが答え

音が刃に変わる瞬間

世界が息を呑む

滅びの先に咲く美学

それが覇者の証明

Burn it down, this broken heaven

祈りごとき燃やし尽くせ

仏をも黙らす この目で

未来を断て、今

第六天の鼓動が鳴る

混沌こそが道標

滅びすら、優雅に

「人間五十年、下天の内をくらぶれば…」

火の粉に名を刻め

その一瞬に、すべてを懸けろ

Burn it all, the last illusion

炎はなお揺れる

終わりの先で 名が生きる

誰がこの刻印を消せる?

我こそが第六天魔王、織田信長

響け、すべての音よ

Burn it all

  • 作詞者

    上田真育

  • 作曲者

    上田真育

  • プロデューサー

    上田真育

  • グラフィックデザイン

    上田真育

  • ソングライター

    上田真育

  • プログラミング

    上田真育

第六天魔王のジャケット写真

上田真育 の“第六天魔王”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    第六天魔王

    上田真育

この曲は、“第六天魔王”織田信長という存在を、
単なる英雄譚としてではなく、
「意志そのものの軌跡」として描いた音の記録です。

歴史はしばしば、勝者の名を残し、敗者の叫びを消していきます。
けれど、信長という存在は、
勝ち負けでは語り尽くせない、火のような存在でした。

彼は、ただ戦に強かったわけではない。
ただ過激だったわけでもない。
「時代」という名の檻を破り、
思考と破壊を美として昇華しようとした、
極めて現代的な“表現者”だったと、私は思っています。

静けさの中にこそ、最も強い決意が宿ることがある。
誰もが口を閉ざした時、
ひとり「是非に及ばず」と呟き、
己の行動で時代に刻印を残した男。

燃やしたのは、寺社ではなく、
“常識”だったのかもしれない。

この曲は、信長という人物の“暴”ではなく、
彼の中にあった“静”の力、
すなわち「理を超えてなお貫かれた意志」に耳をすませた音楽です。

残酷なようで、どこか優雅。
破壊的なのに、なぜか美しい。
その矛盾の中に、真の強さがある。

この歌が、歴史という静寂の中で、
いまを生きる誰かの“決断”の背を押せたなら。
そう願っています。

– 上田真育

アーティスト情報

"