Lyric

ありがとうの言葉は破れた免罪符

生きるために少女は花を売り渡し

何も知らない人が投げた哀れみと

偽りの優しさに縛り付けられる

たとえ全てがひどく満たされた土でも

そこに希望の雨が降るとは限らない

足を止めた場所から育てる種は嘘

もどかしさで乾いた今を潤して

横切るノイズが静かに囁く

ひとりで迎える明日なら

それは明日じゃない きっと

少女の時に果てがあるなら

たどり着けるはずと

泣きたい夜が来れば弱さを振りかざし

大袈裟に憶病な自分を気取ってみる

おとぎ話の中じゃ汚された果実でも

悲劇のプリンセスでいられる気がしてた

こんなに青くて冷たいカラダは

あの日の時間にお別れが

上手くはできなくて ずっと

孤独も呪縛も絶望も

あなたがくれたから

いつかの言葉が今でもさんざめく

「見慣れた姿のはずなのに

何故に新しいの？」

「誰かが先に犯したのなら

ただのキズモノだよ(笑)」

ひとりで迎える明日でも

買われる明日でも一緒

少女の果ては通り過ぎた

早く終わらせてよ