あたしは生まれた時から
赤い小さな金魚で
何かにすがることもできずに
そんなあたしの前に突然
現れた君のおいでの一言に
あたしは救われたの
そんな君はある日ね 出かけてくるねと言って
家を出て行ったのさ
待ってて帰って来るからと
それなのに次の日も その次の日も帰ってこない
何度も涙浮かべて滲んだ夕日眺めた
金魚鉢の中 ひとり君を待つ
信じていたのよ だって君しかいないもの
ここを飛び出して 君に会いたいけど
金魚鉢でしか あたしは生きられないから
君と過ぎた日々を水面に浮かべて
あたしは知ったの 命がつきそうだと
君を恨めはしない あんなに愛をくれたんだもん
それでももうここにはいられないね サヨナラ
金魚鉢の中 今日も君を待つ
信じているのよ だって君しかいないもの
でも決めたんだよ 最後の賭けを
ここを飛び出して 1人あたしは生きていく
ああ、決意の朝 最後の力振り絞り
君との思い出のうつる水面破った
金魚鉢の外 息は苦しくて
あたし決めたのに 全てもう終わりなんだね
最後の息を吸って 涙一筋流れた
窓から見えた景色は青い空で
- Lyricist
SETA
- Composer
SETA
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