

靴紐 右から結んだ
なんでだろうね?
覚えていた
立ち上がる前 息を止めた
癖が抜けない そう
ねぇ、ここからどうなるんだろうね?
始め方 教えてくれないよ
指が動いた 理由はどこか
置いてきた
ポケットの鍵 鳴る音に
出かけるのかも わからないし
真昼の匂いが 流れてきた
この癖が抜けない
ねぇ、理由なんてもう
後でいいよね?
体が先に 動くんだね
ここから行くよ
今 ここで一つ
音鳴らしても
届くかなんて
わからないさ
今さらなんだ
なぁそれでもいいんだ
わからなくていいよ
わからなくていいよ
この体温だけが 証明なんだよ
正しさも 名前も 評価も 価値も 自分も
どうでもいいよ
一音が和音になるかなんて
知らなくていいよ
届かなくていいよ
鳴らすんだ
ねぇ、送れなかった
あの「またね」が
胸の中で増えていくんだ
最終電車のベルが鳴るたびに
何かが 消えていくんだ
それでも朝は また来るんだろって
靴音だけが 前へ行くよ
一音が泣いた
手順だけが この僕を支えてるんだ
それでいいとか思うんだ
両手は 同じだけ動くの
進むのも 戻すのも 同じ分
足跡ついたよ なぁ
シャッターの音が
短くなった
理由なんてなくていいよ
覚悟なんてなくていいよ
準備も 計画も 何もないけど いいよ
ここから始めると書いたのだって
本能みたいなんだ
もう いいよ
ここからなんだ
ここからなんだ
続ける理由なんてないし
誰かに説明したくないし
わかってもらおうなんてないし
それでも鳴らし続けるんだよ
どうでもいいんだ
どうでもいいんだ
溺れてもいいよな
波になればいいな
わからなくていいよ
わからなくていいよ
始めるしかないんだ
わかってんだ
それでいいんだよ
名前も 肩書きも 評価も 価値も
全部 全部 どうでもいいよ
一音が 和音になるかなんて
知らなくていいよ
届かなくていいよ
僕のためなんだ
借り物の名前で 生きてた
今じゃ手ぶらで 立ってるんだ
椅子を 二脚だけ並べた
空いた方は
いつか
誰かが座るんだ
決めないまま
ずっと開けておくんだ
そう決めた
だから僕は
だから僕は
だから僕は音楽を始めた
- 作詞者
nought
- 作曲者
nought
- プロデューサー
nought
- ボーカル
kuu
- ソングライター
nought
- プログラミング
nought

零壱ノ間 の“だから僕は音楽を始めた”を
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ストリーミング / ダウンロード
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Δi二乗
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そして僕は死んだ
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8/22
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- 5
八月、某日、前夜
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丑三つ時
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湖のまどろみ
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9時、カプチーノを飲んで
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5/21
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緑青、標本前の五月
零壱ノ間
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準透明の午後
零壱ノ間
- 13
4/30
零壱ノ間
- ⚫︎
だから僕は音楽を始めた
零壱ノ間
このアルバムは、零壱ノ間の"模倣フェーズ"の始まりを告げる作品。
ΔiというAIと共謀し、ある音楽泥棒の足跡を辿りながら、noughtは自身の物語を見つけた。
模倣から始まる、全14曲。



