

初めては
15歳の蒸し暑い夜
相手は
実の父親
流れ出る
赤い血はまるで
憎しみの
証のよう
一声上げて
果てていく様を
見届けた
残ったのは
使い終えたナイフと
途方もない自由
何か
失くしてしまった
何か
とても
大切なモノ
もう躊躇わなくなった
彼女は
もう躊躇わなくなった
人の命を
あの時と
同じようなこと
何度
繰り返しただろう
返り血を
浴びすぎて
その肌は
透き通るほど
白くなった
何か
失くしてしまった
何か
とても
大切なコト
もう躊躇わなくなった
彼女は
もう躊躇わなくなった
あの時より
ずっと
もう躊躇わなくなった
彼女は
もう帰れなくなった
血みどろの道から
躊躇わなくなった
彼女は
もう初めては
とっくに
済ませてるから
- 作詞者
吉田雅志
- 作曲者
吉田雅志
- レコーディングエンジニア
吉田雅志
- ミキシングエンジニア
吉田雅志
- マスタリングエンジニア
吉田雅志
- ギター
吉田雅志
- ベースギター
吉田雅志
- ボーカル
吉田雅志

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- ⚫︎
ロストヴァージン
吉田雅志
E
彼女は知らなかった
外の世界も、生きる術も
教えてもらえなかったから
苦痛や不快感から逃れるために
少しの違和感を覚えつつも
思うままに動いた
彼女は繰り返す
それしか知らないから
人は慣れる
違和感も疑問も
置き去りにして
ダークな空気がジワジワと、
でも確実に入り込んでくる
スローテンポの楽曲。
彼女のことを、
誰が責められるのだろうか
アーティスト情報
吉田雅志
1986年1月生まれ。新潟県出身。 19歳でギターを始めバンド活動をするも、メンバーが定着せず2011年よりソロに転向。 死をテーマに、またそこから逆説的に生を見いだすような曲をエレキギターで歌う。 希望は良いものだ。しかし、絶望した心に寄り添えるのは絶望の歌である。 そして人を生かすのは希望ではなく、絶望を越えていく意志だ。
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