

朱塗りの玉垣 薄暗い境内(もり)
遠く響いてる 櫓の太鼓
仕事帰りの 白いブラウス
立ち止まり見上げる 高い梢
頭上を渡る 送電線の
低い唸りは あの町の夜
ふと並び立つ あなたの気配
言葉が途切れ 風が揺れる
伸ばしかけた手を 引き戻して
革の持ち手を 握り直すの
越えてはいけない 線(ライン)を引くほど
胸の奥底 波打っていた
手水(ちょうず)の青銅(かね)に 落ちる水滴
暗い石畳 並ぶ二足
「先に行こう」と 促す声に
頷くだけで 歩みを合わす
耳にかけた髪 直すふりして
手元の団扇 静かに煽(あお)ぐ
名付けることさえ 躊躇(ためら)いながら
受け止めかねる 夏の深まり
遠ざかる太鼓 木々のざわめき
参道を下る あなたの背中
一歩の距離を 保ったままで
夜の空気に 身を委ねてる
鳥居を抜けて 大通りへと
街灯の列 流れる街へ
夜道に落ちる 二つの影よ
並んだ歩調 崩さぬように
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“境内のアンビエンス”を
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境内のアンビエンス
Akemi
「境内のアンビエンス」は、祭りの輪の外側に立ったまま、自分の側の変化にだけ気づいてしまう夏の夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
朱塗りの玉垣、遠くの櫓から届く太鼓、仕事帰りの白いブラウス、手水に落ちる水滴、そして頭上を渡る送電線の低い唸り――明かりの届かない側に立っているからこそ、途切れた言葉の輪郭がはっきりと浮かび上がる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、並び立った人の気配に揺れながらも、その関係に名前をつけることを保留し、越えない線を自分の手で引く大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、夏の夜、遠い祭りの音、帰り道の湿度感を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
伸ばしかけた手を引き戻し、鞄の革の持ち手を握り直す、その短い動作。
一歩の距離を保ったまま鳥居を抜け、街灯の列へと下っていく――そんな名前のない夜の距離を描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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