あの夜から向こうも
話は続いている
終わらないんじゃなくて
終われないゲーム
ジミーやレントンもきっと
その後を生き抜いている
"力はキミの弱さの中に
こそ生まれる" by フロイト
キミを語る上で
不必要な代名詞
和製なんとかジャンルだとか
そんなもんは要らなねーし
完璧なんてほど遠い
紆余曲折のストーリー
この世界は美しくて
どこまでも不条理
打ちつける波と
真っ白な断崖
国鉄に揺られて
街とは真反対
全てを捨てたら
この次へゆこう
止まり方も分からないまま
一人で歩こう
平気な顔して
口笛吹こう
まだ誰も知らない
この夜の向こう
団地のドアを叩いて
俺の革命が始まり
4トラックのMTRに
吹き込む胸の高鳴り
100メガショックが当時は
最先端の時代さ
無我夢中で書き殴った
俺らだけの主題歌
ずっと負け続けてきた
陽が当たらなかった
俺の書く話の主人公は
そんなヤツらの方だった
嘘をついたり逃げ出したり
大切なのはリアルさ
ある意味で世界開く
カギはここにあるさ
カーテンが下りた夜
幕開けの第二章
何度倒れても
その度に再起動
全てを捨てたら
この次へゆこう
止まり方も分からないまま
一人で歩こう
平気な顔して
口笛吹こう
まだ誰も知らない
この夜の向こう
この先はキミにしか書けないバース
百年後も核は変わらず
必ず終わりは訪れます
儚く花は咲いています
邂逅やがて来たる喪失
さあ行こう、キミの手で再構築
雄々しく揺れる晩夏の海
平成30年9月某日
- 作詞
DAI-YOU
- 作曲
DAI-YOU
刹那主義 の“ワイルドサイドを歩け (ライムと最初の革命)”を
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ストリーミング / ダウンロード
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ワイルドサイドを歩け (ライムと最初の革命)
刹那主義
"ページは捲られ続ける"
福岡を拠点として1999年より精力的に活動を続けるインディーロックバンド、刹那主義。常に過去に執われず今を模索し続けてきた彼らの最新作"ワイルドサイドを歩け(ライムと最初の革命)"がmagic bus Recordsより全世界同時配信スタート。
2018年よりスタートした5人体制による音楽性の進化が結実したとも言える今作は、ストレートな日本語のロックを軸に、彼らが影響を受けてきたクラッシックなUKロックはもとより、グライムや最先端のUKインディーなどを独自の新解釈で昇華させた必聴盤。
繰り返されるシンプルな各パートのフレーズが、リフレインされるごとにその響きを変えてエモーショナルに畳みかけてくるサウンドはまさに新境地。結成22年のバンドが自らの歴史に縛られる事なく辿り着いた、次のフェーズをこじ開ける進撃のロックンロール。
またソングライティングを手がけるDAI-YOUのリリックはその世界観を増し、近年影を潜めていたメッセージ性も垣間見え、マナーであるかのような押韻によりリズミカルさを増幅しつつ、思想や哲学の概念が随所に見受けられる。平成生まれ(結成)のバンドが自らの殻を突き破った、令和の世に捧げる珠玉の一曲。