蝉時雨 降るは屋根の下
呼びかけるものは誰もなく
旅がらす どこか知らぬ場所
見てきた瞳が妬ましくなったな
3万回やり取りした 画面越しの恋人
30回求めあった 何気ない諸々
3000回愛した映画 あの子は興味ないみたい
3分間だけでいいんだ あなたと手を叩いて
感じたように前へ
歌え 影を払って
まだ半端でも未来へ
そうさ ファンファーレの合奏
散々な世界線 どうしようもなく折れないで
間違っても君が夢
そんなカンタータの協奏
300回レバーを引いた 旧型ガラクタピンボール
3兆円じゃ買えないんだ あなたと鳴らすコーラス
さんざ声枯らして歌え 尚も未来へ
また咲いた痛み 抱いて
何回だって恋をしよう
十字路を砕いて
賽の目を疑って
いつだって忘れないで
僕らそう 生きている
最終列車の音が遠く消える
秘めた言葉 君は知らない
いまも思いだすあの日々
触れたくて焦る
欠けた満月 閉ざして
感じたように前へ
歌え 影を払って
まだ半端でも未来へ
そうさ ファンファーレの合奏
散々な世界線 どうしようもなく折れないで
間違っても君が夢
そんなカンタータの協奏
さんざ声枯らして歌え 尚も未来へ
また咲いた痛み 抱いて
何回だって恋をしよう
十字路を砕いて
賽の目を疑って
いつだって忘れないで
僕らそう 生きている
- 作詞
鮫島 竜輔
- 作曲
鮫島 竜輔
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にんげんさんか
NOMAD POP
日本固有の叙情性と近未来感を融合させる5ピースバンド、NOMAD POP。インディーズレーベル『HYPE』加入後初となるミニアルバム『PRISMATIC NOMAD LOVE』より、2曲目の先行シングル『にんげんさんか』をリリースする。
緊急事態宣言下、フルリモートで制作された本楽曲は『距離も心も引き裂かれてしまった世界のマーチ』をテーマにしている。アンビエントR&B+祭囃子のようなイントロから一変、重たいビートが先導するバンドアンサンブルと和楽器のサンプリングが彩り、終盤では開放感あふれる合唱が展開される。また詩については、一対一の関係が重なって生まれる人の苦しみ、それでも繋がりを求める美しさが表現されている。
ミニアルバム『PRISMATIC NOMAD LOVE』は2020年冬リリース予定。一つのプリズムが異なる色を反射する構造に着想を得ており、「それぞれ違ったままで一つであり、影響を及ぼしあっている」ことを象徴する楽曲群が収録される。