Lyric

大人になるのは簡単な事

呟いて消えた春の香り

思い出すたびにすれ違って

振り返らず歩いた

大人になったら何になろうか

何にでもなれる気がしていた

でも別にそれは大事じゃなくて

何をするかなんだ

偶然貰った真っ白な紙

価値が分からなかった

誰もが皆持っているわけじゃないから

誰かの為に描いていければ

いつもみたいに迷わないでいてよ

大人になっても忘れないでいてよ

流れて行くこの時を

追い風に変えて

運命なんて知りたくはない

後も先も無い今を生きてる

誰かに認められたくて

自分が見えない冬の終わり

思うより世界は広いから

気にせず走って行ってよ

机の上で世界を見て

少しだけ分かったような

誰かの夢も悲しみも幸せも

見ているだけじゃなくて分かり合えたら

いつもみたいに離さないでいてよ

諦めそうなら思い出してみてよ

思い描くあの場所は

蜃気楼なんかじゃない

綺麗事なんて知る筈もない

今この思いを歌ってるだけ

気付かぬ内に消えてしまう

この命も　貴方の声も

争いなんていらないんだ

落ちる涙は必要無いよ

時間は平等に過ぎて

止まらないけど

いつの間にこんな遠く

離れてしまう

いつもみたいに迷わないでいてよ

大人になっても変わらないでいてよ

幸せに笑う時も

どんなに辛くても

見上げる空はいつも同じなんだ

いつもみたいに離さないでいてよ

諦めそうなら思い出してみてよ

蜃気楼に見えたのは

あの日の僕だった

何年先も変わりはしない

誰にもならない自分のままで