

整然と 並ぶ稲穂に
実りはまだ 青く揺れても
葉のあいま 命たたえる
いねむーし おーくりなと
風がはこぶ 遠い日の声
かね鳴らし 朝もやの径
歩いていた 幼き作法
そんなことで 虫が消えると
いつからか 笑っていたが
風をきく いまの僕なら
その意味が わかる気がする
誰のため でもなく祈る
自分へと 向かう時間を
心へと 静かに向かい
歩んだ道を 抱きしめるため
口の端で そっと唱える
無垢な日の 幼き祝詞
これからの 生き方を問う
澄んだ空 もうひとりの僕
もう少し 時間をおくれ
たたずむ 景色に問うた
答えなど 出さなくていい
青い波 うなずいている
形なく 対象もない
ただ祈る 息を吸うよに
立ち止まる ことを許して
明日の自分 みつけ出すため
「いねむーし おーくりな」
どこからか きこえる声
あの祈り 姿をかえて
僕の中 続いていく
- 作詞者
SomAtic
- 作曲者
SomAtic
- プロデューサー
SomAtic
- ソングライター
SomAtic
- リミックス元のアーティスト
SomAtic

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幼き祝詞
SomAtic
風が運ぶ懐かしい旋律に導かれ、遠い記憶の扉が開く。かつて幼い日の無垢な心で唱えていた「まじない」は、幾節もの時を越え、自らの生と向き合うための静かな「祝詞」へと姿を変える。信州の澄んだ静寂と敬虔な作法を背景に、アコースティックギターの爪弾きと繊細な風の音が織りなすのは、対象も形も持たない、純粋な自己対話としての祈り。透き通る歌声が紡ぐ五七調の調べが、聴く者それぞれの原風景と内なる静けさを呼び覚ます、内省的アンビエント・フォークの決定版。
アーティスト情報
SomAtic
ギリシャ語で「身体」を意味するその名は、表現者としての彼の原点である。日々、臨床の現場で数多の「身体(いのち)」と真摯に向き合う医師、SomAtic。 生と死、葛藤と再生。極限の人間模様を見つめ続ける中で、彼自身の身体の奥底から静かに、しかし力強く溢れ出た「言葉」が、一つの作品として形を成す。緻密に編み上げられた、生命の鼓動と共鳴する洗練されたサウンド。そこにあるのは、単なる感情の吐露ではない。医学的な視点と芸術的な感性が交差する場所で紡がれた、生命への深い洞察と慈しみである。医師として、そして一人の表現者として。 SomAticは、聴く者の心に寄り添い、日常の淵に微かな、しかし消えない光を灯し続ける。
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