ぬけがらの海
暗がりで消えた僕のライター
おぼつかない足下にそっと
見えなくていい
嘘でも明かりを灯していたい
僕が何かを思っていたり
僕が何かに迷っていたりすることも
きっと生きることさ
"無駄じゃないこと"は無いけれど
枯れた浜辺の砂で描くのさ
消えた水のような深い青
繋がりを、そうだ!
破り捨てよう
このまま僕は
飛び立つ空の向こう側に
消えたはずのOCEANs
夢の中 会えないよきっと
二度とは巡り会えない星のもとにいる!
ぬけがらの海
暗がりで消えた僕のライター
おぼつかない足下にそっと
見えなくていい
嘘でも明かりを灯していたいよ
- 作詞
田中ヤコブ
- 作曲
田中ヤコブ
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- ⚫︎
ぬけがらの海
田中ヤコブ
- 2
ファウルフライ
田中ヤコブ
- 3
午後四時
田中ヤコブ
- 4
山の向こうに
田中ヤコブ
- 5
The Flat
田中ヤコブ
- 6
くちなし
田中ヤコブ
- 7
ピクニックボーイ
田中ヤコブ
- 8
風の中に
田中ヤコブ
- 9
きっと誰かがずっと
田中ヤコブ
多くのアーティストや音楽ファンから賛辞を集める四人組ロックバンド「家主」のボーカル&ギター/メインソングライター/コンポーザーとしても活躍、そしてギターのみならずほぼ全ての楽器演奏を自らこなし、更には録音やミックスに至るまで自身で手掛けるDIYスタイルでソロ作品を発表し続けるシンガーソングライター・田中ヤコブ。通算4枚目のフルアルバムとなる今作は、一部楽曲でゲストや旧知のエンジニア・飯塚晃弘の力も借りながら制作されたSide Aと、全楽曲自身の演奏/録音のみで構築してみせたSide Bという驚異の2枚組。
収録されているのは最新曲から旧くは学生時代に制作された楽曲(!!)までと時期にバラつきはありながら、一切のブレなく芯をとらえ続けるソングライティングと複層的なアレンジ、通底した厭世観が漂い、タイムレスで類まれな鈍色のポップソング集として結実。旧来のギター・オリエンテッドな要素のみならず、流麗なピアノや重厚なコーラスワークにもフォーカスするなど、今まで以上に奥ゆかしくも憂いを帯びた楽曲の数々が、日々の寂しさや虚しさを優しくも力強く抱き止めていく。
普遍的なグッドメロディを刺激的なコード・プログレッションで紡ぐ全20曲、孤独薫るポップ・マエストロのNow and Then。