Lyric

深い青の花弁が空に上がる

冷えた夏空の下

君に告げる

今から

初夏になり、空気が澄んだ空の青は

あの日と変わらず僕を見下ろした

何もかも全部が淡く海に溶けてた

君のいた夏も幻だ

過ぎてく温い風と

青蘆揺れる帰り道

君を待つ、夏が来る

深い青の花弁が空に上がる

消えた夏空の下

陽炎が揺れる

初夏、氷菓が溶けてつたる

夏が来る

冬になり全部が冷えた、空は白く

あの日と変わらず私を見下ろした

何もかも全部が淡く夏に溶けてた

あなたと見てた夏も幻だ

過ぎてく青い春と

黒髪揺れる帰り道

あの場所に今もいる

深い青の花弁が空に上がる

暮れた夏空の色

陽炎が揺れる

今、氷菓が溶けてつたる

夏になれ

あの日を忘れないように

二人は息を紡ぐ

堕ちていく花火のように

ふわりふわりと流れてく景色

あの日を忘れないように

この夏に名前をつけて

また

まだ

夜を待っていた

深い青の花弁が空に上がる

暮れた夏空の色

陽炎が揺れる

今、氷菓が溶けてつたる

夏になれ

晴れた夏も雨の日も

君を想う

夢や幻じゃない

あの夏を唄う

ねぇもうじき青が消えて

夜になる