月君想のジャケット写真

歌詞

月君想

First.Light

きっとまた君と夜明けを見よう

その時まで

忘れたいものは忘れられず

忘れちゃいけないものを忘れている

自分を守るための盾で

大好きな人を潰している

君の姿を見失って

初めてその意味を知るように

今は苦手なあの人も

未来から来た親友なのかな

そろそろだって飛び立つ羽に

まだまだだって座り込む足

僕にはどっちがついてるかなんて

気が重いなぁ

月よ まだ僕が見えるなら

僕の弱さも照らしてくれるかい

不器用だから まだ暗い僕だから

君の優しさを少しだけ分けてくれよ

一夜の夢は昼に消えて

百夜の夢は義務に消える

飽きずに人はまた夢を見て

忘れた夢のことを忘れていく

友達が一人消える時の音は

いつまで経っても慣れられんなぁ

次の恋が死ぬまで来ないような

そんな夜でも笑ってくれるかい

生きることがまた好きになるまで

君のえくぼに涙を隠させて

頭の中で流れては木霊する

あの日失ったメロディ

君の言葉と共に

僕の声も届かないように

雪が溶けて 花が咲くまで

ここで歌っているから

また紡ぐ君だけの音を

もう一度聴けたなら

大事なものが霞んで見えるのは

今に始まったことではないだろう

朧げな次を 月に待つ人へ

届けにゆくだけだと

月よ まだ僕が見えるなら

僕の弱さも照らしてくれるかい

不器用ながら 傷は癒えないままで

明日も生きるから今夜はそばにいて

きっとまだ僕にも夢がある

だからそっと見守ってくれよ

  • 作詞者

    半澤 亮人

  • 作曲者

    半澤 亮人

月君想のジャケット写真

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メンバーが20歳になる前後に制作された曲で構成された本作は、青年から大人へ移行していく期間の不安定な心の揺れ、また何かを失うことへの恐れとその肯定が入り交じっている。

ジャケットは、表題曲である「月君想」の世界観が忠実に描かれており、本曲を紐解くほどジャケットと結びつくようになっている。

カップリングには、多彩な音によってしとしとと降り注ぐ雨や複雑で曖昧な心情を表現した「愁吟」と、アコースティックスタイルでVo. 半澤が語りかけるようにこの世の不条理さとそれでも生きる美しさを歌った「あのねの音」が収録されている。

アーティスト情報

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