

「プリンセスじゃなきゃ、ぜったいやだ」
朝の一言が、空気を変えた
タブレットに映る きらびやかな夢
でもどこか、ちょっと違ってた
「これじゃない」って首をふるたび
君は紙を取り出して
小さな手で描いた理想を
僕にまっすぐ見せてくれた
言葉にできない気持ちが
絵になってそこにあった
「こういうのがいいの」って
ちゃんと伝えた、その瞳
これでいい、じゃなくて、これがいい
少し違っても、君が選んだ
いちばん好きな 赤い髪の子
夢とちがっても それでも好きと
ちゃんと伝えた その勇気がまぶしい
午後になって東京駅 お母さんとの待ち合わせ
「また遅れるって…」と僕がつぶやいたら
君がそっと言った 「しょうがないよ」って
びっくりしたんだ 5歳のくせに
誰かを思いやれるなんて
でもすぐあとに、ふりかえって
「遅いよ!」って怒ってたね
相手のことを思う気持ちと
ちゃんと自分を伝える勇気
どっちも君の中にある
まっすぐな強さだった
これでいい、じゃなくて、これがいい
夢とは少し違っていたけど
自分で決めた 布団の柄と
「遅いよ!」って言えた勇気も
君の中にある “ほんとう”だった
想いを伝えるって むずかしい
でも君は、今日 ちゃんとやってたね
小さな選択にこめられた
大きな心が ここにあった
これでいい、じゃなくて、これがいい
迷って、笑って、決めた気持ち
夢と現実のあいだで見つけた
君だけの“これがいい”の形
その言葉が 明日を照らしてる
- 作詞者
BAYABAYA
- 作曲者
BAYABAYA
- プロデューサー
BAYABAYA
- ボーカル
BAYABAYA

BAYABAYA の“プリンセス布団”を
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プリンセス布団
BAYABAYA
子どもが「自分で選んだお気に入りの布団」で眠る夜。その寝具が“ただの布団”ではなく、“自分だけのプリンセスのベッド”になる魔法のような瞬間を歌にしました。
親子の間にある日常のやりとりと、小さな「好き」が育てる自己肯定感を、優しいメロディにのせて届けます。
アーティスト情報
BAYABAYA
日本を拠点にインストゥルメンタル音楽を制作しています。 テーマにしているのは、季節の移ろい、一日の時間の流れ、そして街や自然の風景です。春の朝のやわらかな光や、夏の夜の静けさ。秋の街角の彩りに、冬の午後の落ち着き。そうした何気ない瞬間を音に置き換えるように曲を紡いでいます。 言葉を持たない音楽だからこそ、聴く人それぞれが自由に物語を描くことができます。過去を思い出すこともあれば、いまを静かに味わうこともある。未来の景色を想像するきっかけになるかもしれません。 聴く人の日常に、静かに彩りを添えられる音楽でありたいと思っています。
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