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楽器、ドラム、ベース、シンセサイザーといった通常の音楽的要素を完全に排除し、ヴィンテージ・タイプライターのタイピング音、キャリッジリターン(改行時のチーンという音)、紙が擦れる音、金属的な機械音のみでリズムを構築した、究極にミニマルな「タイプライター・コア」です。
118BPMの規則的で催眠的なタイプライターのループに、感情の起伏をあえて消し去ったキュートなウィスパーボイスが重なります。ASMRのように至近距離で囁かれるボーカルと、余白をたっぷりと活かした無音(サイレンス)の空間が、真夜中の執筆作業特有の静けさと没入感を生み出しています。
テーマは「深夜の執筆と孤独な空白」です。窓辺の雨を眺め、冷えた紅茶の横で白紙のページを見つめながら、打っては消しを繰り返すもどかしさを切り取っています。「See you(またね)」という一言しか残せないまま朝を迎えるストーリーが、無機質な打鍵音(Click-click ding)とともに響く、TikTokなどのループ再生に最適化された美しくも孤独なアンビエント・ポップです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。