Shoulder Drops on the Fourのジャケット写真

Shoulder Drops on the Four

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トラックリスト

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日常に潜む目に見えない不和や、身体が直感的に察知する緊張感を、ポスト・パンクのエッジとスローコアの静謐なダイナミズムで解剖した、BPM127(Dマイナー)のミニマリスト・リズム・ポスト・パンク・ポップです。楽曲を支配するのは、完璧にグリッド化されたダンスビートを拒絶する「12ms(ミリ秒)遅れて着地するスネア(Late-snare drag)」。ジャストのタイミングからあえてルーズに引き摺るように叩かれる2・4拍のスネアと、ダウンビートで地鳴りのように膨らむ60Hzのサブキック、そして8小節ごとに突如として崩壊し消失する16分3連符のゴーストハイハットが、崩れかけの日常の歩幅(ヒップポケット・スワッガー)を冷徹に描き出します。

楽器構成は、0.2Hzという超低速のLFOで左右にゆっくりとオートパン(定位移動)するクリーンなエレキギターの単音リフと、ロングフレーズの合間に不規則な32分音符の「吃逆(しゃっくり)」のようなグリッチを挿入するベースラインのみ。アリーナロックのような大袈裟な音量表現を一切排除し、生活音の延長線上にある平熱のトーンを維持しています。ボーカルは、マイクから18インチ(約45cm)の距離感で捉えられた、ピッチ補正(オートチューン)無しの男性バリトン。言葉の語尾で無意識に不安定に浮き上がるピッチ(上昇ドリフト)をそのまま残すことで、生々しい人間味と内省的な心理を表現しています。サビ(コーラス)では音量を上げず、中高音域の周波数だけをブーストして息苦しい音圧の錯覚を作り出す「周波数シフト(Frequency shift)」を敢行し、サビのテール部分にのみ3.8秒間の深い洞窟のようなリバーブを施して孤独の空虚を最大化。最後はすべての楽器が去り、声と遅れるスネアだけになる究極の引き算を経て、言葉の途中でリミッターのゲートが冷徹に閉じられ、残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂へと遮断される、息をのむほどに緊迫した芸術歌曲です。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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