後ろ髪を引かれてのジャケット写真

歌詞

ボブカット

猫は液体

夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻って来てくれるかな

長い髪解かしながら ぽつり またひとり呟いた

暑さのせいで溶けた春 残り香が髪を揺らす

着なくなったおそろいの服がだらしなく散らかってる

六月の湿気のせいでまとまりやしないこの想いも

君にぶつけられていたら少しは楽だったのかな

切っても、切っても、伸びてくる

苦しくなるからいらないよ

伸びると同時に比例するように思い出してしまうんだ

遅いことだって分かっているのに

夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻ってきてくれるかな

なんて甘い恋じゃないこと わかっているけれど

そんな期待を未だにするのは君の優しさに縋りたいから

雨が降りしきる夜にひとり また眠れないまま

暑さのせいで溶けた春 残り香は薄れていく

着なくなったおそろいの服ももう畳んだし

愛を叫んだってドライヤーの音で

伝わらないまま紛れ込んでしまう

夏が終われば 髪を伸ばせば

また離れていってしまうから

君好み、私はボブカット これで満足なんでしょ?

それでも君の喜ぶ顔をずっと隣で見ていたいから

夢うつつ 独りよがりの恋 忘れられないまま

同じ匂いで洗われて 心は寝癖に表れて

気だるそうな顔の裏側で君はどう思ってたの?

目があって照れてたあの頃と この一瞬の私では

変わってしまった事にすら気づけなかった

夏がまた来れば 髪の毛を切れば

君は戻ってきてくれるかな

なんて甘い恋じゃないことわかっているけれど

そんな期待を未だにするのは

君の優しさに縋りたいから

この短い髪型は少しだけ似合ってるかもしれないよ

春が去っていくその背中に 伸びた髪に

傷つけ傷ついた日々にさよならを告げていく

夏になっていくこの季節に 君を描いて

私のためだけに短くする

まだ君好みの髪型でいる

  • 作詞者

    小橋 一輝

  • 作曲者

    小橋 一輝

  • プロデューサー

    猫は液体

  • ギター

    猫は液体

  • ベースギター

    猫は液体

  • ドラム

    猫は液体

  • ボーカル

    猫は液体

後ろ髪を引かれてのジャケット写真

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『後ろ髪を引かれて』は、別れたあとも心に残り続ける未練や執着、後悔といった感情をすくい上げた一作です。
当たり前だった日々が少しずつ遠ざかっていく感覚、失ってから気づく大切さ、戻れない時間へのたられば。繊細なギターサウンドと感情をぶつけるようなバンドサウンドのコントラストで、愛と別れが交差する瞬間を鮮やかに描き出しています。

部屋に残る匂い、変えられない癖、もう一度を期待してしまう心と、離れた場所から想う春の夜。ポップさの中に滲む切なさと、壊れそうな世界に差し出すほどの想いを、前に進めない気持ちのまま音に込めました。

忘れたいのに、手放せない。
後ろ髪を引かれながら、それでも今日を生きるためのEPです。

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