Lyric

いつか言いたかったことも

今ではもうなくて

心の奥しまって

何処かへ失くしていた

夜の忙しい街に

君の心を見た

闇に輝きを増し

喧騒に紛れていた

レールが邪魔ならはみ出せばいい

ふいに誰かの声がしたんだよ

列車を飛び降りたままどこか歩いていた

空は荒れて屋根も日陰もない

次の駅までなんて途方もない

立ち止まりそうになるそれでも

歩いていく裸足の私は

さよなら言えないまま

増えすぎた思い出は

ここに置いてって

手を離してって

連れて行くには重すぎるから

もう一度私のこと

呼んでよあの日みたいに

二人のだけのあだ名なんかで

もう一度だけでいいから

懐かしい声で

いつか感じたことも

今はもう冷めてて

慰めより早く

酔えるものに溺れてた

すべて微睡む中

曖昧に消えるの

夜に零す涙

その意味さえも消えてく

軽々しくわかると言わないで

安い目線をこっち向けないで

空々しく私を好きなんて

言わないでよ

このまま二人どこか抜け出して

今すぐにどこか連れ出して

過ちは一瞬の迷いと

気づくまえに私を殺して

「何も無い」吐き捨てても

繰り返し後悔している

どんなに嫌がって

変わりたいんだって

泣いていても身体溶かしてる

「くだらない」吐き捨てても

明日も身を飾って

笑顔作って

取り繕って

可笑しいほどにやり過ごしてる

くだらない日々を

あてもない旅路に着こう

君とずっと何処だって

こっちおいでって

その手を振って

あの時と変わらない声で

夢みたいな絵空事

浮かべては現実と

比べて病んで

消えたくなって

閉じこもれば怖くはないでしょ

まともな頭の子と

付き合ったらいいんじゃない

だから壊して

一人になって

誰もいない部屋で頬を濡らすの