夜雨とレモン (feat. 重音テト)

4曲目となるこのシングル曲は、大都会の恋愛に取材した誘惑的で刹那的な世界観を70〜80年代風のオールドファッションなサウンドで演出したシティポップ。
今作も知声をボーカリストにフィーチャーし、大人らしく振る舞いつつも恋愛となると無意識に情緒に余裕がなくなり失うことを恐れてしまう、人間のアンビバレントな側面を表現している。
イントロのギターソロでは、かつてフラメンコギタリストを目指していた作者が、約数年ぶりにナイロン弦でギターフレーズを作り、自ら指弾きしている。
これまでの打ち込み主体のデジタル路線の作品から、自力での音作りへの方向転換を象徴するシングル曲でもある。