Lyric

2192

ここには水がない

2192

ここには空気がない

ただここで暮らしている

ここでも暮らしている

あの日、故郷を捨てたんだ

迷うことなく、ただ生きるために

ただ命を繋ぐために

ここを奪ったんだ

ここには複雑な線はない

海も陸もない

だから争うものはない

奪いあうものもない

全てあるはずなのに

満たされない心

誰もが同じものを持っているのに

羨むこの心

ここには空がない

思いは全て手の届くところにある

ここには時間がない

永遠という自由がある

足りないものはないのに

満たされない欲

誰もが違うことを知っているのに

欲しがるこの心

聞こえない聴こえない

心音を聴いてるから

聴こえない聞こえない

誰も信じてないから

何処にいても誰がいても繰り返す

前を向いても韻を踏む

これでいい

これがいい

これしかない

あるはずがない

ありえない

これでいい

何処にいても誰がいても繰り返す

見えない視えない

光がないから

観えない見えない

目を閉じているから

何があってもいつまで経っても求める

振り返れば、何も変わってない

神（想像）

死（空想）

真理（妄想）

愛（幻想）

人（回想）

人は星を掴めた

人は月を回した

たかが人間

たかが亡者

私がいなくなっても、回る世界

あなたがいなくなっても、巡る世界

だから私たちは奪い合う

だから私たちは愛し合う

それなのに私たちは奪い合う

それなのに私たちは愛し合う

それなのに私たちは奪い合う

それなのに私たちは愛し合う

生きたい、逝きたい

行きたい、いきたい