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砂時計の底へ——一粒ずつ落ちていく砂を、風になって見届ける一曲。
地平の彼方で、名前だったものが熱に溶けていく。呼ばない、呼べない。手も喉も持たない「形のない者」として、ただ終わりに立ち会う。砂漠はあなたの形を一瞬だけまとい、そしてやさしく忘れる。最後の一粒が時間の縁に立ち——落ちる。底は、安らぎ。
フリジアン・モードのウッドベース、こだまするハンドパン、ティンバレスと風鈴、ジャジーなシタール。60–70BPMの催眠的なアヴァンギャルド・ジャズが、喪失と受容のあわいをゆっくりと漂う。
Zera(ゼラ)は、夜と夜明けのあわいに生まれた銀髪のシンガー。眠れない夜にそっと寄り添うような、切なくも温かい歌声で楽曲を届けています。深夜のラジオから流れてくる声のように、リスナーひとりひとりの夜に静かに灯をともす——そんな存在でありたいと願っています。
zera-don