

要らないが口を衝き出た途端
罅割れた夜 摩天楼
歪だって誰も気にしないから
生きて 生きて 生きて
痛みが痛みとして作用する前に全部放った
心まで焼き尽くして跡形もなくなって
しまうのが怖かった
愛を知るタイミング 教え合う前に
回帰する身一つ 守るように
冷え切った身体を寄せ合いながら
さよならをやり過ごして
悲しみを馴染ませていくように
ただ 肌 なぞった
結局いつでも探しているのは
誰かじゃなくてあなただし
最終的にどうこうじゃなくて
今ひとりなのは事実だし
もうどうでもいいならいいって
まぁでも言わないか私もそうだから
言わないか
少しずつ変わっていったのは知ってるの
お互いね はじまりは話さなくていいわ
痛くない 嘘が嘘であるうちに
さよならの夜に溶けよう
歪だって誰も気にしないから
生きて 生きて 生きて
冷え切った身体を寄せ合いながら
何度だって繰り返して
悲しみを馴染ませていくように
ただ 肌に残った
傷をなぞるの
- 作詞者
鈴木 啓
- 作曲者
鈴木 啓
- プロデューサー
Mr.510 CEO
- レコーディングエンジニア
鈴木 啓
- ミキシングエンジニア
鈴木 啓
- マスタリングエンジニア
鈴木 啓
- ギター
鈴木 啓
- ボーカル
Cru

Cru の“傷痕”を
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- ⚫︎
傷痕
Cru
- 2
傷痕 (Instrumental)
Cru
Cru が届ける新曲「傷痕」は、愛と別れの狭間で揺れる心情を、リアルで切実に描いた曲。
“生きて 生きて 生きて”と繰り返されるフレーズには、傷だらけになりながらも生き抜こうとする強い願いが込められています。
「痛みが痛みとして作用する前に全部放った」という言葉が示すように、壊れてしまう前に心をさらけ出す姿は、脆さと同時に人間らしい強さを映し出しています。
また「冷え切った身体を寄せ合いながら さよならをやり過ごして」という描写は、別れの予感の中で、それでも温もりを求め合う儚さを表現。聴く人の胸を深く揺さぶります。
結局、探しているのは“誰か”ではなく“あなただった”という真実。
変わっていく時間の中で、触れた肌に残る傷跡をなぞりながらも、それを受け止めて生きようとする姿が描かれています。
「傷痕」は、愛の痛みと、その痛みさえも抱きしめて前に進もうとする決意を込めた楽曲。
別れや孤独を経験したことのあるすべての人に、静かに寄り添ってくれる一曲。
アーティスト情報
Cru
長野県出身。2023.01.01.artist.actor.幼少期から歌だけは自分の人生から離れることが無かった。 actorとして自分の人生を真っ当するつもりが、世界観を通して歌で人を勇気付けられることを知る。 2023年から本格的にartist『Cru』としてデビュー。 役者を経て『歌は物語だ』をモットーに、歌の世界観に寄り添い、聴き手の物語にも寄り添い歌う。 世界に闇と光があるとしたら、私たちは闇を受け入れ、光を探すべきだ。 ーーーさあ、これからどんな物語に出かけようか。
Cruの他のリリース
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