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菅野よう子作品(『攻殻機動隊』や『残響のテロル』など)に通じる、プログレッシブでシネマティックなアニメ・サウンドトラックのスケール感を持ったアートロック/チェンバー・ポップです。
美しいピアノのプレリュードから始まり、6/8拍子のネオ・クラシカルで流麗なAメロを経て、サビでは4/4拍子のダブルタイム(倍テンポ)へと劇的に変化するスリリングな構成。プリペアド・ピアノやグリッチノイズが挿入される不穏なインターリュードが、知的な狂気と冷たさを演出しています。
テーマは「熱力学と愛」です。物理学的に「エントロピー(無秩序)が増大し、熱が冷めていくこと」が宇宙の正解(=孤独)だとしても、その法則に逆らって「間違ったままあなたを愛したい」と願う人間の意志の美しさを描いています。「意味を求めることが人間の弱さなら、誇りを持ってその弱さを背負う」という哲学的なメッセージが胸を打ちます。
「私たちは宇宙の愛の実験だ」と語られるスポークンワードのブリッジを経て、壮大なクライマックスへとなだれ込む展開は至高のカタルシス。「エントロピーでさえ奪えない熱」を燃やし尽くすような、知的で情熱的な傑作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。