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オーストラリア出身のニューカマーが東京で築く新たなシーンへの1歩
オーストラリアはゴールドコースト出身のCYPRUSの世界観が結実した1stアルバム。高校の授業によって日本語を学んだバイリンガルである彼は、日本特有のラップスタイルとシーンに抱き日本での活動を開始した。そのため単に日本語をリリックに用いているだけでなく楽曲の中で邦洋のスタイルのクロスオーヴァーが行なわれている。シングルとしてリリースされた“ISSEKI NICHO”をはじめ“側にいて”や“嘘つき”などの日本語タイトルチョイスも興味深い。表題曲“ELF BOY”では2つの言語をラインごとに流暢に切り替えて新たなシーンを自らの手で作っていく決意が歌われている。
オーストラリア、ゴールドコースト生まれ。日本語と英語を駆使し、バイリンガルラッパーとして地位を確立しつつある。13歳の頃からHIPHOPに親しみ、音楽の製作を本格的にスタートする。幼少期から親しんだギターを通じてアコースティックな音楽に触れていたことが、彼の作品の中にキャッチーなメロディーラインを産み出している。日本のカルチャーに興味があったことから2018年に岐阜県に留学を決意。そこでの出会いを通して出来た友達とLINEでの交流を日々継続することで、独学で日本語を習得していった。 当時オーストラリアに帰国後すぐに日本に住むことを決意するが、キャリアの序盤は代々木公園で寝泊まりをするなどハードな生活の中、音楽を育て、インスタグラムで知り合ったR&BシンガーのKENYAの助けもあり、日本での音楽活動を本格的に始めていく。2019年、映像ディレクター Spikey Johnと出会い、氏の主宰するレーベルから楽曲『ISSEKI NICHO』、『ISSEKI NICHO REMIX』、そしてEP『ELFBOY』を脅威のハイペースで制作。リリースを果たすも、2020年ここ日本にも世界的パンデミックとなったCOVID-19の流れが訪れ、母国オーストラリアへの帰国を余儀なくされる。自身の活動ベースと位置づけた日本へ戻って来れない2年の間も孤独と戦いながらオーストラリアの音楽家やアーティスト達と活動の基盤を創りながら音楽を育むことは諦めず、ハイペースに作り溜めた楽曲を少しずつリリースしていく2022年〜。 英語での高いラップセンスに加え、CYPRUSだからこそできる独特な日本語のワードチョイスは、絶妙なバランスを保ち、中毒性の高い楽曲を成り立たせている。
NHOJYEKIPS