病愛ジャンクションのジャケット写真

歌詞

元カノみたいになれたら

SHIGURE

なんでまた その話するの?

ねぇ 元カノの話 何回目?

笑ってるフリして またひとつ

嘘ついたの わたしの心に

Same perfume 同じ香り

彼女が着てた ピンクのスカート

鏡の中で 消えたのは

“わたし”の方だった

可愛くなれたら

ねぇ 愛されると思ってた

でも どうして? なんで?

わたし どこにもいなかった

泣いたら勝ちでしょ?

「可哀そうな女」って呼んでよ

ねぇ ねぇ 見てよ

ここまで壊れてあげたのに

「ごめんね」も「ありがとう」も

全部あの子にあげたでしょ?

わたしだけが

“あとかた”みたいに残ってた

If I could be her

If I could be her

If I could be her

って 何度願ったか覚えてる?

笑ってたのに

涙の味がしたのはなんで?

君に会うたび

あたし、下手な演技がうまくなる

可愛くなれたら

ねぇ 君の世界にいられた?

でも 真似しただけじゃ

“好き”は届かなかったの

泣いたら勝ちでしょ?

わたしが一番 かわいそうでしょ?

ねぇ ほら 見てよ

こんなにも “君”を生きたのに

  • 作詞者

    T-yuk!

  • 作曲者

    T-yuk!

  • プロデューサー

    T-yuk!

  • ボーカル

    SHIGURE

病愛ジャンクションのジャケット写真

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SHIGUREが、次にたどり着いたのは「歪んだ愛」の交差点。
4枚目のEP『病愛ジャンクション』は、地雷系・量産型・推し活・SNS依存など、現代的な「病んだ愛」の姿をアイドルポップやエモロックの断片で描き出す作品です。

アルバムタイトルのとおり、行き場を失った承認欲求や虚しい信仰、嫉妬と開き直り――様々な感情が交差する“ジャンクション”に立つ少女像を、メタ的かつドラマティックに表現。
甘いフリルに潜むナイフのように、かわいさと痛みが同居する5曲を収録しています。

アーティスト情報

  • SHIGURE

    静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。

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