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新米ママへ贈る共感&応援ソング「はじめまして、お母さんです。」
この曲を作ろうと思ったのは、お世話になっている助産師さんが「お母さんならではの曲を作ってみはったら?きっとお母さん方がみんな共感して勇気をもらうと思うから」って言ってくださったことがきっかけでした。
歌詞には自分で感じたことや、出産時期が近い友達や家族に聞いたりして書きました。
出産する前は赤ちゃんを見る機会は友達と遊ぶ時や親戚に会うくらいしかなくて、話を聞いたり見たりして漠然と大変そうだなー。と睡眠不足や自分の時間がないこと、トイレにも自由に行けないしごはんもお風呂も猛ダッシュという話は聞いていたので覚悟はしていたのですが、現実は産後1ヶ月はとにかく自分の体が激痛で、繰り返す乳腺炎で高熱出たり痛み止めが効かなくて何ヶ月も苦しむなんて聞いてなかったし、赤ちゃんが泣くとこんなにも胸が締め付けられるんやとか、歯磨きしよーと思ってたのに授乳、オムツ、着替え、抱っこで気づけば2時間経ってた・・とか、聞いてた話よりそうでもないなという所もあったけど、聞いてないよーー!みたいな所もたくさんあって。
産んで見るまでこんなに子どもが大事なんて知らなかったし、あーみんな自分の子どものことこんなに大事に感じてたんやなというのは初めて知った感情でした。
とはいえ、最初の3ヶ月なんか「はー!なんて可愛いんだろう、天使♪」みたいな感情なんて湧かず、「大事!!!全部が大事!!!」しかなくて毎日毎日、必死すぎた。
とにかく細かいことがいちいち気になる。
首、ちょっとでもぐらついたら大丈夫か気になる。3、4回咳き込んだら大丈夫か気になる。部屋の温度、お腹減ってないかな、足りてるかな、服ってこれでいいんかな、と全部が分からなくて心配でいちいちキリがない。
こんな1日ゆっくり息をすることも忘れるくらいバタバタするんやと。
涙腺がバカになってウツっぽくなるとも聞いていたから分かっていたんだけどその渦中にいるとしんどいもんで、2週間検診で体重が規定値まで増えてないってなったら「ごめんね、あの時泣いてたのお腹空いてたのかな、ごめんね」って泣いたり、何気ない一言が気になって何日も涙が止まらなかったり、とにかく体が痛くて泣いたり・・・。
やっぱり聞いてた通り泣いてばっかりでしたねー。
やるのと聞くのでは大違い!と思いました。
とはいえ、毎日写真を撮ったり、たくさん話しかけたり絵本を読んだり歌ったりマッサージしたり、楽しく過ごすことももちろんいっぱい。
楽しい、可愛い、大変、大変、可愛い、可愛い、大事!!
そんな感じです。
お母さんになって初めてわかったこと。
こんな事考えてしまっていいんかな・・と思ってたけど、人に聞いたらみんな悩んでるし、それで大丈夫なんや!みんな同じなんやな、みんなそうやって頑張ってるんやなと思えることはとっても心が軽くなりました。
この曲は、そんな感情を詰め込んだキレイごとだけじゃない事も書いた曲です。
だから、もし悩んでるお母さんがいたら、みんな一緒だから大丈夫、一緒に頑張ってる。
そういう気持ちを込めて歌いました。
この歌詞は子どもが5、6ヶ月の時に書きましたが、きっと大きくなったらこの感情も変わってしまうし、こんなにも真っ直ぐな気持ちってきっと忘れちゃってるかもしれない。
だから絶対に今の私しか書けないと思う。
1日はとても大変だけれど、きっと過ぎてみたらあっという間でだからこそ少しでも少しでも、1mmでもこの曲を聞いて気持ちのゆとりが生まれたら嬉しいです。
5才よりクラシックピアノをはじめる。 中学〜大学までクラリネットで吹奏楽部や、市の吹奏楽団に所属 音大ではクラリネットを専攻し、クラシックを本格的に学ぶ。 高校生の時吹奏楽団に所属していた仲間が活動していたスカバンドに入り、アルトサックスでバンド活動を始める。アレンジ、作詞作曲も担当。 22才の時スキマスイッチの音楽に衝撃を受け、小さい頃からやりたかったボーカルを24才の頃から目指し、ピアノの弾き語りでユニット「君彩りLOVER」を結成。テレビやラジオなどに出演。 その後体調を崩した事をきっかけに、ウクレレをはじめる。YouTubeでは弾き語り動画をアップし、登録者2万人のチャンネルを運営中。