KAGUYAのジャケット写真

歌詞

KAGUYA

Cru

舞え

竹の音 月が翳り 共に生まれ 雨の香り

清げに咲き 笹鳴りたもう

ひらり はらり ひらり

KAGUYA

まはれ まはれ 駒のごとく

我奪う争ひすべき

まはれまはれ 頭もまはれ

翻弄され世落つべし

まはれ アッパレ 葉っぱのごとく

やをら身を滅ぼしてこそ

おなじく愛など露の間ばかり

なれ

KAGUYA

信ぜられるもの 愛を見つけし君にも

ひらり はらり ひらり

KAGUYA

月に送るもの 凍る君に口付けを

ひらり はらり ひらり

舞う

生まれ 哀れ まもる先には

優しき腕と眼

抱け 抱け 名付けし名は

思ふべき名なりけり

うなれ 流れ 噂に聞くべく

君とかるまじりし我

喜びて身捧げ籠ること

なり

KAGUYA

やがて帰れども 心の消えぬる前に

ひらり はらり ひらり

KAGUYA

会はれ幸せと さかたみ言はれば良しや

ひらり はらり ひらり

舞え

  • 作詞者

    Cru

  • 作曲者

    冨田開登

  • プロデューサー

    冨田開登

  • レコーディングエンジニア

    冨田開登

  • ミキシングエンジニア

    冨田開登

  • マスタリングエンジニア

    冨田開登

  • ボーカル

    Cru

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    KAGUYA

    Cru

Cru が届ける新曲「KAGUYA」は、日本最古の物語のひとつ『竹取物語』をモチーフにしながら、“愛と翻弄”“美と破滅”を大胆に描き出した幻想的な楽曲です。

歌詞の世界では、月の光や竹の音、雨の香りといった自然の情景が広がり、その中で「舞え」「まはれ」というリズミカルな言葉が繰り返されます。男たちは美しく生まれた“KAGUYA”の存在に翻弄され、争い、やがて身を滅ぼしていく――そんな悲哀と狂気が和的な言葉遊びの中に鮮やかに表現されています。

しかし、楽曲は単なる破滅の物語にとどまりません。歌詞の中で「私を本当に愛してくれたのは貴方だけ」と語られるように、血の繋がりを超えて出会えた“ひとつの愛”こそが、KAGUYAにとっての救済であり永遠の記憶として刻まれます。たとえ最後に言葉を交わすことがなくとも、出会えたこと自体が幸福だったと語られるその想いは、普遍的な愛の真理を示しています。

幻想的な旋律と和的リズムの融合、そして Cru の澄んだ歌声が重なり合うことで、「KAGUYA」は現代に蘇る叙事詩としてリスナーの心に深く響く一曲となっています。

アーティスト情報

  • Cru

    長野県出身。2023.01.01.artist.actor.幼少期から歌だけは自分の人生から離れることが無かった。 actorとして自分の人生を真っ当するつもりが、世界観を通して歌で人を勇気付けられることを知る。 2023年から本格的にartist『Cru』としてデビュー。 役者を経て『歌は物語だ』をモットーに、歌の世界観に寄り添い、聴き手の物語にも寄り添い歌う。 世界に闇と光があるとしたら、私たちは闇を受け入れ、光を探すべきだ。 ーーーさあ、これからどんな物語に出かけようか。

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