Lyric

ときのすなをかけて　たわむれるように

かなしみをかくしたしょうじょ

とじたひとみのおり　わずかのこりびが

こがらしに　ひずまないように

くびれたほほえみ　はりつめたこえは

きぼうのそこで　おしつぶされてゆく

しらむゆめみて　とほうもしらずに　かえりみちにそうれつはつづいた

いま　きみは　コスモスのはな　うつろなひかりだけで

うめあわされたむねの　くうげきに　さきほこれ

コスモスのはな　いてつくときをさいて

かじかむ　このせかいに　うぶごえをきかせてくれ

もうなぐさめは　よあけのうみににがして

みひらく　そのめであしたをはかれ

ちらかされたちずに　みしらぬあしあと

ゆくあてもなくしたねがい

おもいびとのかけら　さがすひとのせは

こもれびに　ふりむくことなく

のこされたそらに　とらわれのゆうひ

さまようはねは　どこにもいけぬまま

いま　きみは　コスモスのはな　うつろなひかりさえも

みはなしたついおくの　きしべにさいておくれ

コスモスのはな　うつろうときのふちで

ぜつぼうにきとられず　ねをふかく　つづればいい

もうみみなりは　どこいくふうにとかして

すすけた　そのせでかこにせけ

しょうじょはいつまでも　しろいてがみをかく

あてなもしらず　いのりはいのりのままでにじんだ